鳥取県若桜町 東山(とうせん)

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山 行 日 程 2008年3月29日(土)
天   候 曇り
同 行 者 MXFさん、OAPさん

 3月に入ってからというもの、三室山、後山、駒の尾、沖ノ山、くらますと宍粟市西部、及び、鳥取県の雪の山に立て続けに登ってきた。それらの山々の頂に立ったとき、遠くに真っ白に雪を被った東山(とうせん)がいつも目に入っていた。でも、そんな時、OAPさんと話すことは「東山(とうせん)は遠いなぁ・・・」だった。
 ここの所、天候が安定し、また日照時間が長くなってきたので、思い切ってOAPさんに「東山(とうせん)に行ってみませんか?」と誘ってみると、OAPさんも同じことを考えていたらしく、すぐに決定した。後は天候だけだったが、天気予報を見ると29日(土)が良いようなので、決行となった。
 3月15日に沖ノ山に登ったとき、姫路から来ていた山スキーの人の話を聞くと、東山(とうせん)は、山スキーで往復6時間掛かるとのことだった。山スキーで6時間ならスノーシューでは7時間は優に掛かるだろう。一度も行ったことが無い山でもあり、若杉原生林駐車場を8時に出発することにして現地集合する。
 大茅スキー場を通過し、若杉原生林駐車へ向かっていると杉林がうっすらと白くなっている。道路は3月15日に除雪してあるので心配ないが、進むにつれて道路にも雪が少し積もっており、また、小雪がちらついてきた。
 15分ほど遅れてMXFさんとOAPさんが到着。準備を整えて8時10分に出発する。自然歩道に入ると、新雪が5センチほど積もっており、その下は固くなった古い雪なので、スノーシューで歩くにはとても良いコンディションである。
 しばらくは自然歩道を若杉峠に向かって登り、途中で斜面に取り付いて稜線に出る。稜線の鞍部に着くと西方向は「芦津」と書かれており、東側を示す板は朽ち果てているが、おそらく「若杉峠」だったであろう。この夏道を横切って北に向かい、若狭町と智頭町の町界尾根の自然歩道に出て、後はその町界尾根をひたすら東山(とうせん)に向かって歩くのである。
 最低鞍部から北に歩いて尾根に向かい1111mピークを通過する予定であったが、1111mピークから又下るのでトラバース気味に東の斜面を進むことにした。それが、本日最初で最後のミスだった。東の斜面から尾根を一つ間違えてしまった。これは間違いにすぐ気が付いたので問題なかったが、トラバースは杉林の中のちょっとした斜面で、また、少し登らなければならず結局はあまり変わらないようだった。町界尾根の自然歩道に出てからは、杉林の中を延々と歩いた


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「若杉原生林は小雪がちらつく」 「若杉峠からの稜線に出る」 「ただひたすら杉林の中を・・・」

 駐車場から70分ほど歩くと、稜線の西側は植林帯であるが、東側は自然林になりやっと雰囲気の良い稜線歩きとなった。雪を被ったみずならやぶなが現れて心が和んだ。
 歩きながら、東の方向を見ると2週間前に登ったくらますがガスを被っていた。その右には三室山が見える。
 空模様は、相変わらず雲が立ち込めており日差しはなく、気温も低くく汗かきの私でも山シャツで歩くと少し肌寒い。
   今回のルートは大きく分けて2ステージに分かれる。1ステージは、若杉原生林駐車場から沖ノ山林道まで、2ステージは、沖ノ山林道から東山(とうせん)までである。1ステージが全行程の4分の3を占め、その殆どが植林帯の中での歩きとなる。このルートは中国自然歩道に指定されており、ルートの所々には、朽ち果てた道標とそこそこ新しい看板が設置してあるが、現在、ルートは雪で覆われているので注意して歩かないとそれてしまいそうだ。OAPさんは、「夏は静かな山が歩けるだろうな」とおっしゃっている。たしかに自然歩道ではあるけれど、このルートを歩く人はとても少ないだろう。
 その1ステージが2時間ほど経過したとき、ようやく沖ノ山林道に下るポイントにやってきた。北を見ると東山(とうせん)に向かう2ステージはガスの中だ。
 下るのがもったいないと言いながら沖ノ山林道に到着した。


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「植林帯を抜けると自然林が現れた」 「東山(とうせん)はガスの中」 「沖ノ山林道に到着」

 沖ノ山林道を横切りいよいよ最後の登りに取り掛かる。
 取り付きは3〜4m程の高さの杉林であったが、15分も登ると杉林は終わりぶなやみずならの自然林となった。しかも、昨夜の降雪と風で樹氷になっていた。おもわず感嘆の声が3人からこぼれる。今日、気温が低かったのも助けて溶けないで残っているようだ。
 ここからは、自然林の樹氷のオンパレードで、360度樹氷の世界だ。思わず皆足を止めて樹氷を眺めている。背の低い木の枝を見るとエビの尻尾ができている。昨夜の厳しい天候が想像できる。
 樹氷を楽しみながら歩き、東山(とうせん)手前までやって来た。ほんの少しの登りで、見るとピークはガスを被っている。
 最後の一登りを終えて11時20分、出発から実に200分で東山(とうせん)(1338m)頂上に到着です。
 頂上は、自然林で覆われていますが、それらの木には、沢山の人が登る山ではおなじみのプレートが全くありません。足元には、雪が無ければ点名「藤仙山」の三等三角点があるはずですが位置がわからず、GPSのピークポイントに立つことで登頂完了です。
 頂上は、あいにくガスに覆われていますが幻想的で良い雰囲気です。


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「植林帯を抜けると自然林が現れた」 「東山(とうせん)はガスの中」 「東山(とうせん)に到着」

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「頂上から少し下った所」

 頂上直下の緩やかなところで食事をして、12時10分に下山開始です。
 天候は良くなりつつあるようで、部分的に青空が見え隠れしています。はっきり見えていなかったくらますと三室山も良く見えてきました。
 気温も少し上がってきたようで、登りの時にはありませんでしたが、木の下には落ちた樹氷が綺麗な模様をかもし出していました。
 沖ノ山林道に下山してしまうと、今までの美しい景色はなくなり、後はただひたすら来たルートをトラックバックするだけです。
 トラックバックするにつれて、青空が広がってきました。東を見ると、ずっとガスを被っていた氷ノ山が綺麗な姿を見せてくれました。
 午前中に間違えたルートを修正して駐車地に15時ジャストに到着しました。


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「来たルートを戻ります」 「綺麗な木」 「くらますと三室山」

 行くことがあるのかどうかと考えていた山ですが、とても思い出になる山になりました。
 今日歩いたトラックです。


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