宍粟市 滝山(荒尾山)

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山 行 日 程 2008年8月31日(日)
天   候
同 行 者 やまあそさん

 今日は、やまあそさんのお誘いを受けて宍粟市の滝山を探す山歩きをしてきました。
 コースは、宍粟市原から林道に入って尾根に取り付き南へ縦走、ヒルガタワ、荒尾山を経由してトリガタワに下山するというものです。
 宍粟市山崎町で合流し、まず波賀町と千種町の町境であるトリガタワに向かいます。私の車をトリタガワにデポしてやまあそ号で登山口である波賀町原の林道に向かいます。国道29号線を左に折れて林道に入りしばらくすると広い駐車スペースがあり、そこに駐車して準備を整え9時15分出発です。
 今日のルートは、まず林道をつめて尾根に取り付きポイント903を目指します。駐車地の標高は350mですので553m登らなければなりません。
 林道を歩いていると途中からところどころコンクリート道になっておりまだ車で進入できそうです。林道を歩いていると地面に何か塊が沢山落ちています。そうです、鉱滓です。この山も昔はタタラ場だったのです。
 2Kmの林道歩きを40分、ようやく林道終点に到着です。


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「林道駐車地」 「ところどころコンクリート」 「林道終点に到着」

 さて、ここからが本番です。林道をつめて標高550mまでやってきました。天気予報ははずれ、涼しいどころか暑くて暑くて仕方がありません。これからの350mの登りは地形図からすると激登りで先が思いやられます。
 気を取り直して尾根に取り付きます。  取り付き最初の斜面がまた急な斜面で、登っていると汗がふつふつと噴出してきます。
 実は、天気が悪かったり仕事だったりで山に行けず、今日は3週間ぶりの山です。そのため、体力が少し落ちているようでとても体が重く、思ったように足が前に出ません。
 やまそさんに励まされ、何とか最初の急斜面をクリアし緩やかな斜面にやってきました。しばらく歩いていると左側の斜面が開けています。そうすると「TQFさん、こんなところに道が付いてるで〜!」良く見ると木を切り出すための作業道が眼下まで来て終わっています。どうも、歩いてきた林道のヘアピンのところから付けられた作業道のようで、この作業道を利用すればもっと楽勝だったでしょう。斜面から前方を見ますと荒尾山がどっしりと見えました。「遠いな・・・」と二人とも呟いていました。
 先を急ぐべく歩き出して前を見て愕然!なんとまたまた急斜面が立ちはだかっています。傾斜角度はゆうに30度はありそうで、私にとって長く長く感じた登りで今日一番厳しい時間でした。


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「南を見ると荒尾山」 「ポイント906への急な登り」

 やまあそさんから「今日のルートは薮かどうかも全くわかりません。」と聞いていましたが、宍粟市はもともと林業が盛んな土地なので植林ではないかと考えていました。そのとおり杉の植林帯なのでまだまだ登りは楽でした。これでもし薮だったらと思うとぞっとします。
 ポイント903への急なのぼりを終えしばらく緩やかな斜面を歩いていると北側の斜面に自然林が広がってきました。大きく立派なブナが沢山立っています。北側の原不動の滝に向かう斜面は緩やかで全面が自然林でとても良い雰囲気になっています。
 右側の自然林を眺めながら登って10時52分にポイント903に到着です。ここまでくれば後はきついアップダウンは有りません。しかし、今日の最高のポイントは1171m、まだ270mの登りです。


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「立派なブナ」 「自然林の丘陵地帯」 「ポイント903」

 このポイント903からいよいよ尾根歩きですが、先を見ますともう植林帯ではありません。いよいよ薮漕ぎです。ところどころ自然に生えた杉もあり、自然林の薮であればまだましですが、杉の横に伸びた枝が結構邪魔で歩きにくくなっています。また、アセビも沢山有って歩きにくいことこの上なし。やまそさんは「鹿、アセビ食べてくれへんかなぁ・・・」とぼやいています。
 さて、今日の目的である「滝山」はいったいどこなのでしょうか?mkさんがやまあそさんに話された内容からしますと、国道29号線から見える、mkさんは子供のころ登られたとの事です。朝、私の車をデポした後登山口に向かう国道29号線で、波賀町野尻地区を通過するときにキリッとした三角形の美しい山が見えましたが、あれが滝山だったのでしょうか。そしてそれは、ポイント988?。それともポイント1083?
 そう思いながら歩いて11時25分に通過したポイント988よりも高くて頂上っぽいところに到着。やまあそさんは「滝山到着!」と言っています。でもプレート類は全く有りません。また眺望もゼロ。とりあえず、やまあそさんは「ここを滝山として暫定球にしときます」と言っています。
 さて、先を急ぎましょう。これまでどおり薮漕ぎが続きますが、そんな薮漕ぎも所どころ切れていて視界が開けるところがあります。そんな時の景色はとても心を和ませてくれます。切れ間から北西に三室山とその右側に1202ポイントが見えました。春先に縦走したときのことが頭の中に沸き起こり、この稜線は私にとって思い出深い稜線となってしまっていることに気が付きました。レポートにも書きましたが、今年一番の山行であることに間違いはありません。
 時間は既に12時です。今日は、OAPさん達が植松山から荒尾山を経てトリガタワに下山するオフをされており、トリガタワで合流する予定です。ちょっと時間が掛かりすぎているので先を急ぎます。
 1083ポイントにやって来ましたが、滝山と思われるような頂上がありません。ポイントを過ぎると再びブナが出てきました。大きく立派なブナが沢山あります。その中には雷で打たれてもしっかりと立っている巨木もありました。
 ブナを見ながら10分ほど歩くと植松山から荒尾山へのルートに合流しました。
 今日は風も少なく、日差しもあり、湿度も高いので結構暑く、日陰を探して食事をしました。


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「北西に三室山とポイント1202」 「ツルリンドウ」 「植松山〜荒尾山ルートに合流」

 食事を終えてOAP隊を向かえにヒルガタワに向かいます。ヒルガタワ直下の山上湖には先日来の雨のおかげで水が溜まっています。OAP隊の到着には時間があるので近くまで見に行ってきました。すると「ポチャ、ポチャ」と音がします。どうもカエルたちが沢山いるようです。ふと見ますとヤマカガシが池の中心で潜んでいます。水から首を出してペロペロと下を出していました。
 OAP隊を待つ間、やまあそさんがオカリナを吹いてくださいました。合流まで結構時間が有ったので色々リクエストさせていただき、沢山聴かせてもらいました。こんなに沢山の曲を聴かせてもらったのは私が初めてではないでしょうか?
 オカリナを聴いているとかすかに話し声が聞こえてきました。植松山方面を見ると小さく人陰が動いています。いよいよOAP隊と合流です。OAP隊は、OAPさん他5名+ワン。


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「ヒルガタワから植松山方向」

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「ヒルガタワから南方向」

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「水が豊富な山上湖」 「オカリナ吹奏のやまあそさん」 「OAP隊が到着」

 これからは、荒尾山を経由してトリガタワに下山するだけです。
 今までは、やまあそさんと二人の静かな(?)山歩きでしたが、大人数になりましたのでその後の賑やかなこと!
 荒尾山へは一度標高を200m下って本来のヒルガタワまで降りて、その後150m登り返しますので結構なアルバイトです。荒尾山方面を見るとその高度差は大きく感じられます。
 私たちが食事をしたところから荒尾山までほぼ1時間で到着。宍粟50山の標識が「あっち向いてホイ!」の方向に向いて設置してあります。06年に登ったときは頂上からの眺望はいまひとつでしたが、西方面の木が少し伐採してあって植松山がくっきりと見えています。
 時間は既に14時15分です。今日は少し尾時間が掛かりすぎています。小休止した後トリタガワに向かいます。


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「一度下ります」 「荒尾山頂上」 「杉と松に挟まれた尾根」

 荒尾山からトリガタワに下山するのは初めてですが、荒尾山は宍粟50山に選定されており、選定委員のメンバーであるOAPさんのがこの山を担当されており、また、ルートは千種町と波賀町の町界尾根なので判りやすくなっています。しかし、2箇所ほどルートをそれてしまいそうなところがあります。
 荒尾山から45分で細尾山に到着。OAPさん手造りの標柱が立っています。ここも50山の候補に挙がっていましたが、残念ながら眺望がいまひとつのことで選定からもれてしまったそうです。
ところどころ(2箇所)を経由してトリガタワに下山するだけです。
 細尾山から20分ほどで林道に到着で、林道を歩くこと10分でトリタガワに到着。


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「細尾山頂上」 「林道に到着」

 さて、滝山はどこだったのでしょうか?ポイント988?ポイント1083?標識もなく全く判りませんでした。
 トリガタワからやまあそさんの車を回収しに戻りがてら、朝、野尻の集落から見た三角形の立派な山が気になり29号線から集落に入っていくと農作業の男性がおられました。そこで思い切って尋ねてみると、その三角形の山が滝山だったのです。そして、その南側にあるちょっとしたなだらかなピークが大甲山でした。
 今日のコースは一般向きではありませんが、思い出深い山行になりました。
 やまあそさん、有難うございました。


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