姫路市 明神山

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山 行 日 程 2009年1月4日(日)
天   候 晴れ
同 行 者 OAPさん

 明神山に登るルートは、夢館からのABCコースのほか、馬谷、新庄からのコースがありますが、今日はマイナーな龍の尾切れから登るコースにOAPさんに連れて行って頂きました。
 このコースはほとんど知られていないコースだとのことですが、ロッククライマーには良く知られている尾根だそうで、菅生ダムの公園から登っていきます。
 公園沿いに車を停めて10時に出発です。
 登り口は谷沿いにあり、谷に入ってしばらくして私は尾根に取り付いたほうが楽だと思い斜面を登ることにして、OAPさんは真っ直ぐのルートを取りました。OAPさんの話では、龍の尾のコルと言うところを目指すのだそうですが、OAPさんもこのコースは久しぶりならしくコースの記憶が飛んでいるようです。
 登り始めて15分で尾根に取り付くことができ歩きやすくなりました。しばらく尾根を歩くと龍の背のような岩場に到着しました。無線でOAPさんと連絡を取るとOAPさんも尾根に取り付くことにした様子なので待機することにする。
 しばらくしてOAPさんと合流すると、「これはえらい手前に来てしまったなぁ・・・コルはもっと先だ。」とぼやいている。どうも大変なところに来てしまったようだ。それはこの後に記述しますが、「龍の尾」ですから相当な岩場が連続するルートだったわけです。


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「登山口」 「綺麗な尾根にでる」 「龍の背」

 龍の背をしばらく登ると前方に大きな岩塊が現れた。登れそうな感じもするがここからこの岩場が延々と続くそうでこの岩を巻くしかないようだ。人が歩いた形跡はほとんどない。15分ほどスラブの裾を巻くと小さな谷が尾根に伸びている。見上げればシダ越しに尾根が切れているのが見えるので確認のため登ってみることにする。喘ぎ喘いで登ってみるとそこは右も左も垂直に近い岩(フェイス)だ。これでは尾根歩きもへったくれもない。下からのOAPさんの指示に従い下ることにする。(当然か・・・)
 ただ単に下るのはもったいないので垂直に近いスラブの裾を巻きながら下っていくと徐々に緩やかになっていくので岩の上をトラバースできるかもしれないと思った。OAPさんに一声掛けて進んでみるとやはりトラバースできてしまった。このまま進みたいが、このような場所を分かれて歩くのは良くないので一旦OAPさんのところに戻って二人でスラブの下を巻いていくことにした。
 OAPさんと合流しスラブの裾を巻いていると緩やかな岩が尾根に伸びており、それを乗り越えて再びスラブの裾を辿っているとひょっこりとフェイスの下に出た。見上げればハーケンやボルトが岩に取り付けてある。ここがロッククライミングの練習場で、右から正規ルートが伸びている。本当はここを登ってくる予定だったらしい。つまり、谷をもっと登り詰めるべきだったようである。大変なトラバースをしたけれども、初めてのルートを歩いたということでOAPさんも満足そうだ。 


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「振り返ると巻いた大きなスラブ」 「岩場を登る」 「正規のルートに合流」

 正規ルートといってもどうもこの練習場までのようでそこから先には踏み跡はなかった。フェイスに沿って進むと大きな倒木がありそれを乗り越え左側を見上げると先ほどスラブをトラバースしたところが見えた。あのトラバースしたところは練習場の上部であったようですんなりとトラバース出来た理由がわかった。
 一人ちょっと寄り道してそのまま登っていくとそのスラブのピークに立つことができた。スラブのピークは松が生えており残念ながら眺望はなかった。
 そのピークからしばらく尾根を進むと岩場の上に立ち下を見るとOAPさんが立っている。やっと今日の第1ポイントのコルに到着だ。
 小休止していよいよ西の小明神を目指す。時刻はすでに11時を回っているのに明神山頂まで直線距離で1.3km、標高差で300m登らなければならない。しかも、途中には小明神の登り下りもあるので1時間以上は掛かるだろう。先を急ごう・・・
 そこからの尾根歩きは快適だった。北側の景色は良く見えないが南側の景色は時々良く見えた。ただ逆光なので写真には適さない。
 コルから20分ほど歩くと左側にしっかりとしたテラスが現れた。太陽の光に照らされてとても気持ちがよさそうだ。少し行ってみよう!とても気持ちの良いテラスで南西方向に良く開けている。ここでゆっくりしてみたい気持ちもするが先を急ぐことにする。


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「トラバースしたスラブ」 「快適な尾根コース」 「とても良いテラス」

 ここから小明神はすぐそこだ。しかし、小明神への登りは結構急な登りになっており、近づくにつれて斜面が傾いてゆく。少し登っていくとトラロープが取り付けてある。かなり古いようだがしっかりしている。テープもほとんどなく人が歩いた形跡はないが、こういったロープが有るのを見るとこの尾根を良く知った人がいることがうかがえる。
 急な斜面を登り終えると小明神に到着した。時刻は11時45分。頂上は木々に囲まれており眺望はないが行く先を見ると明神山が良く見え、その左側には東の小明神がくっついている。
 西の小明神から50mほど一気に下るとちょっと幅の広い吊尾根になった。自然林の中でとても気持ちが良い。しばらく歩いていると足元に先日降った雪が現れた。植林帯に入りさらに進むと明神山直下に到着。正面には雪を被った岩がゴロゴロした斜面になり、この斜面をトラバース気味に登ると夢館からのルートに合流。歩きやすい正規ルートを登って頂上に到着。時刻は12時20分。
 頂上からの景色は北も東も南も良く見えており、OAPさんは明石海峡大橋の橋脚が見えるそうだ。若い私には霞んでて良く見えないが・・・


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「最大の難所?」 「西の小明神頂上」 「頂上直下のゴロ場を登る」

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「頂上から北方向」

 1時間30分ほど頂上で景色と無線を楽しみ下山にかかることにする。
 下山は馬谷で私の車をデポしている。馬谷への下山コースは2つ。1つは途中まで夢館のAコースを下山し神種と馬谷を結ぶ峠に出て下山するルート、もう一つは同じくAコースを途中まで下山し馬谷の集落へ伸びる谷を下山するコースである。あまりAコースを長く歩きたくないので今日は馬谷の谷に下山することにする。
 Aコースを10分ほど下ると馬谷への分岐が現れる。ここから分岐する右の尾根に入ればもう一直線だ。この尾根は両側に高い尾根に挟まれているので眺望はない。良く踏まれた尾根を歩きながらOAPさんは「昔はこのコースを歩く人はほとんどなかったが、良く歩かれているようで道が荒れている。」と嘆いている。尾根をどんどん下ると尾根が終わり谷に降り、しばらく歩いていると観音滝が現れた。先日の雪のお陰か水が何とか流れている。
 このあたりも夏場はじめっとしているのだろう、OAPさんによると明神も夏はヒルが多く、今回のコースは駄目だそうだ。
 観音滝からしばらく歩くと林道に出た。駐車場には14時45分に到着。


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「分岐からの尾根」 「観音滝」 「林道に下山」

 今日は思いがけないコース取りとなりましたが、OAPさんも歩いたことのないルートでもあったので結果的には良かったと思います。
 今日歩いたトラックです。


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