朝来市 笠杉山

写真

山 行 日 程 2009年2月15日(日)
天   候 晴れ
同 行 者 単独

 今日は、久しぶりに単独山行となりました。
 どこにしようかと迷いましたが、宍粟市の宍粟50名山に選定された杉山に行くことにし、同じく選定されている笠杉山も久しぶりに登ることにしました。
 杉山は、話せば長くなってしまう命名ですが、私的には兵庫の山を愛してやまない○△×□さんが名付けた「西段ヶ峰」がその名にふさわしいと思っています。
 私が笠杉山に登ったのは2006年の秋でした。そのときは宍粟市森林王国から登りましたので、宍粟50名山ではありますが、今回は東側の朝来市から登ることにしました。
 奥田路の集落から笠杉峠の林道を入れるところまで車で進入し、ちょっとした広場に駐車します。ルートは笠杉山から東に伸びる尾根に取り付き笠杉山に登り、その後西段ヶ峰に縦走し、西段ヶ峰の少し北側の奥田路の集落に向けて伸びている尾根を下ることにします。
 車で笠杉峠を進んでいると植林帯の入り口に少し広いところがあり、そこに駐車し準備を整えて9時45分出発です。
 北側の尾根に取り付く斜面には、コナラなどの植林した斜面が広がっています。斜面を登っていると「大地の輪ネットワーク」が「21世紀の森づくり」と銘打って植林しているようです。その斜面を登っていくととても良い自然林の斜面に入りました。でもとても急で登りにくい斜面ですが、自然林なので苦になりませんでした。
 ちょっとしんどかったですが支尾根に取り付くと向こう側は植林帯ですが手前の斜面は自然林でとても良い雰囲気です。でも主尾根まではまだまだ急な斜面を登らなくてはなりません。

写真 写真
「自然林を復活させる活動」 「支尾根の左はとても良い」

写真
「自然林の良い斜面(急だけど苦にならない)」

 支尾根の登りは急でしたが、左側の自然林を見ながら登れば苦にはなりませんでした。
 支尾根を上り詰めると左側の斜面も植林帯になったかと思うと、登りはじめてから45分で主尾根に到着。尾根の向こうの景色を楽しみにしていたのですが大きく育った杉の木のために見えませんでした。
 ここから主尾根を西に辿り笠杉山を目指します。笠杉山の周りには植林は無かったと記憶していましたので、標高があがれば植林帯は終わり景色は良いものになると思っていました。
 歩きやすい尾根を歩いて850mのちょっとしたピークに来たとき笠杉山が見えました。とても良い形の山で、自然林に囲まれておりとても立派な山だと思いました。

写真 写真
「植林帯ですがなかなか良い尾根」 「綺麗な笠杉山が見えました」

 植林帯が終わり雑木林の尾根歩きでしたが、雪がありません。昨年は雪が豊富で4月初旬まで雪の山を楽しむことが出来ました。ですから、今日は2月の中旬、当然雪もあると思いスノーシューをザックにくくりつけきましたがお役ごめんのようです。
 出発から1時間30分、いよいよ笠杉山の東斜面に取り付きます。こちらからの登りは初めてでしたが、とても良い斜面です。ぶなもあります。頂上に向かって270度自然林しか見えません。この斜面を一人で登っているととても幸せな気持ちになれました。
 出発から1時間45分で頂上に到着。北西に視界が開け、三室山から氷ノ山までくっきりと見えています。

写真 写真
「頂上手前の登り」 「笠杉山(1032m)に到着」

写真
「宍粟市の屋根が一望」

 無線でOAPさんとしばらく交信した後、西段ヶ峰(杉山)に向かいます。
 宍粟50名山では、この山の名前を杉山とされていますが、その形といい、頂上の雰囲気といいふるさと兵庫50山の段ヶ峰の西に有る段ヶ峰です。
 まずは笠杉峠まで下ります。天候がよくとてもポカポカしています。峠までの尾根歩きも快適です。
 笠杉山から30分弱で笠杉峠に到着です。お地蔵さんが大切にされていますが、宍粟市側は無粋な林道が出来ており山を破壊しています。何のための林道なのやら・・・

写真 写真
「笠杉峠への稜線」 「笠杉峠に到着」

 ここから西段ヶ峰まで200mの登りです。標高差を考えればきつそうに感じますが、これから歩く稜線はとても感じが良く全く苦になる事はありません。それよりも時間が止まってくれないかと思うような雰囲気が良い道のりです。
 今まで雪はほとんど有りませんでしたが、標高が1000mを越えてくると雪が現れてきました。しかし、スノーシューを履くほどでは有りません。昨年、2月初旬に国民宿舎跡からフトウヶ峰、段ヶ峰を縦走したときとても雪が沢山あったので、今年は雪が少ないとは言え1000mを越えればスノーシューが必要かと思ってザックにくくりつけては来たものの、せいぜい30cm程度でしょうか。
 雪の上を軽快に歩き山上庭園にやってきました。とて雰囲気が良い庭園です。
 ここまでくれば西段ヶ峰はすぐそこです。山上庭園をと抜けると正面に段ヶ峰が見えてきました。見るからに昨年より雪が少ないようです。

写真 写真
「西段ヶ峰への登り」 「とても良い尾根」

写真 写真
「山上庭園」 「正面に段が峰」

 しばらく進むと西側に西段ヶ峰が見えてきました。段ヶ峰に登った時にいつも西側にあるこんもりとした山容が穏やかに見えていましたが、国民宿舎跡地から段ヶ峰に登るのが定番なので、段ヶ峰からいったん下って西段ヶ峰に向かうのには時間的に無理がありなかなか立つことが出来なかった山でしたが、いよいよです。
 いったん下って登り返し西段ヶ峰(1088m)に到着。13時35分。
 西を見れば千町ヶ峰がすぐそこに見える。又北西に目をやれば宍粟の屋根の三室山から戸倉峠までの尾根、その右には三の丸から氷ノ山、鉢伏山がはっきりと見えている。とても良い景色だ。


写真 写真
「いよいよ西段ヶ峰」 「西段ヶ峰に到着」

写真 写真
「西には千町ヶ峰」 「北西には宍粟の屋根」

 景色をゆっくり楽しみたいが、今日の下山ルートは歩いたことの無いルート、時間も14時に迫ろうとしているので、下山に取り掛かる。
 来た道を戻り、山上庭園を抜け笠杉峠に向かう途中右に伸びている尾根を下山する。だらっとした丘のようなところなので方向を間違えないように注意が必要だ。下山の尾根の選定は慎重にしないと後で大変なことになる。
 尾根は自然林で人が歩いた形跡は全く無い。登りの尾根もそうだったが、この尾根にもテープ類は全く無いので気持ちが良い。
 誰も人は歩いたことの無い尾根のようだが、鹿はやはりよく歩いているようでその踏跡を辿って下山してゆく。ちょっと藪っぽいが歩くのには全く問題ない。
 ふと左を見ると今日歩いてきた稜線が良く見えている。


写真 写真
「歩きやすい自然林の尾根」 「今日登った尾根が良く見えている」

 標高が800m近くになりと自然林は終わり、細い尾根も広くなってきたので植林帯になってきた。尾根が明瞭なので尾根をそれることは無いが、このまま尾根を歩き続けると奥田路の集落まで行ってしまう。駐車地に戻るためには途中左の不明瞭な尾根に乗らなければならない。こういったとき、GPSはとても便利で安心した歩くことが出来る。
 GPSで支尾根を確認し下山する。とても急斜面だ。植林帯を一気に100m下ると左斜面は自然林になり明るくなってきた。
 地形図では、このまま尾根を下るよりはこの左の斜面を下ったほうが良さそうなので、ジグザグに斜面を下りしばらく歩くと沢に出た。沢を渡り植林帯を20mほど歩くとひょっこり林道に出た。なんと駐車地から100m手前だった。


写真 写真
「なかなか良い尾根です」 「植林帯の激下り」

写真 写真
「自然林が左に現れ明るくなる」 「林道に到着」

 今回のルートは、最初の登りさえ我慢すればとても良いコースです。是非歩いてみてください。
 今日歩いたトラックです。


地図

Home

メイル