千種町内海から蔦沢への古道を辿る
宍粟市 深山(ふかやま)

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山 行 日 程 2009年4月19日(日)
天   候 晴れ
同 行 者 大柿さん、Bさん、やまあそさん、OAPさん

 今日は、宍粟市山崎町蔦沢の奥にある岩上神社から宍粟50名山の「深山」に登り、その後「トリガタワ」に下山した後、千種町内海と蔦沢を結ぶ古道(県道429号内海山崎腺)をやまあそさんと大柿さんがと辿られるというので、今回同行させていただきました。
 大柿さんは、かの有名な大柿布の人で、大柿さんといつも行動をともにされているBさんともお会いするのは初めてです。
 実家の前でOAPさんに拾ってもらい、一路岩上神社を目指します。私が子供の頃は岩上神社の夏祭りは盛大でしたが、今はどうでしょうか?
 神社を右手に見て奥へと進みます。30年ほど前の道はほとんど荒れていましたが、国有林が多く占めるこの辺りは現在林道がかなり整備されています。
 今回帰りに辿る古道の終点らしきところに車を置き、しばらく林道を歩いて深山の登山口を目指します。出発は9時10分です。
 林道を歩くこと30分で終点らしきところにやってきました。しかし良く見ると林道はまだ延長工事がされているようです。この終点のポイントが深山への登山口になっています。

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「しばらくは林道歩き」 「深山への登山口」

 しばらくは杉の植林帯を登りますが、15分ほど登ると尾根に出ました。ここから深山はすぐそこで10分もしないうちに到着です。
 2007年の秋にやまあそさんと大国牧場から深山に登った時は三角点の周りは雑木に囲まれていましたが、宍粟50名山に選定されましたので綺麗に伐採され標柱も建っています。

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「深山への尾根」 「深山(908m)に到着」

 時刻はまだ10時を少し回ったところで、とりあえずこれからのルート上にある北側の視界が開ける伐採地の展望場所に行きます。
 今日も天気は申し分なく、西は日名倉山から東は遠く藤無山まで見えています。
 前回はここから引き返し、周回ルートで大国牧場まで戻りましたが、今日は長丁場、トリガタワまで行きます。
 伐採地で展望を楽しんだ後一度標高730mまで下ります。このルートは斉木からのルートですが、下りきったところに「蔦路峠」と書いてある標識がありましたが、父親に確認しましたところ、昔は確かにこの路を通って上野方面から蔦沢にお嫁に来ていた人もあるそうですが、峠とは言っていなかったそうで、単に「蔦路(つたみち)」と言っていたとのことだそうです。

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「北方向の眺望」

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「伐採地を下る
 前方はこれから登る斜面」
「蔦路(つたみち)に到着」

 これから、山崎町と波賀町の町界尾根を歩き千種町との三町境まで進みます。その後千種町と波賀町との町界尾根を辿ってトリガタワまで歩きます。
 蔦路からの登りは山崎町側が伐採斜面となっていて林道が出来ています。波賀町側は杉林となっています。しばらく登ると山崎町側の伐採も終わり植林帯となり、町界は古い道がついているようです。
 蔦路からおよそ30分で三町境に到着です。

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「三町境を目指す」 「石柱の三町境」

 ここからトリガタワを目指すのですが、途中にある標高731mの点名「流田」の4等三角点に行ってみることにします。
 今までは植林帯の中でしたが、三角点に向かう尾根はとても良い自然林でした。時刻も既に12時を回っていましたので、東山の景色が見えるところで昼食休憩を取りました。
 30分程の昼食休憩の後トリガタワを目指します。千種町と波賀町の町界を辿ろうとしますが、だんだんと地形がうねり始めGPSが無いと判らなくなってきました。昔、砂鉄を採掘したため山の地形の凹凸がはっきりとしていません。歩いていると水が流れている水路があります。やまあそさん曰く「鉄穴(かんな)流しの水路」だそうで、昔は砂鉄が混ざった土をこれで流していたそうです。

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「三角点に向かう尾根」 「鉄穴(かんな)流しの水路」

 いよいよトリガタワもすぐそこです。歩いていると国道がすぐそばを通っています。馬鹿ですが私一人忠実に山の中を歩き、他の人は国道を歩いて13時15分トリガタワに到着です。
 麓では終わった桜が綺麗に咲いていました。

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「トリガタワに到着」 「綺麗に咲いていた桜」

 さてこれから、「兵庫県道429号線(内海山崎線)」を辿って駐車地まで戻ることにします。
 トリガタワから千種町に向かってしばらく歩き、内海の集落に入るとちゃんと県道の標識が建っています。見れば結構新しいものです。標識に従ってしばらく進んでいくと鹿除けゲートで道が塞がれています。県道をこんなもので塞いでいいのかな?
 ゲートを通過ししばらく進むと右方向に進む道が現れてきます。その角には石積みがしてあり昔を忍ばせます。そこから10分も歩かないうちに林道は終わり山道となりました。
 これからはほとんど植林帯の中を歩きますが、古い踏後が残っておりそれを辿るとだんだんと明確な峠道になってきました。はっきりとしていますので迷うことはありません。
 山道に入ってから15分で峠に到着。お宝はないかと辺りを見回すとありました。首を刎ねられた「お大師さん」がかたわらに座っておられました。

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「兵庫県道429号線(内海山崎腺)起点」 「峠(視線の先は石仏)」

 この後は明確な道を辿って駐車地を目指します。途中新しく植林された斜面で鹿除けネットで道が途切れていましたが、ネット沿いに下るとまた道が現れ、つづら折れて下っているようです。その道を辿って斜面を下っていくと駐車地の100m手前の林道に下山しました。

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「迷いようの無い明確な道」 「林道に到着」

 今日は自分のふるさとを知る大変貴重な経験をさせていただき、とても良かったと思っています。
 ルートも一部難しいところがありますが、そのほかは道に迷うことは無いので、砂鉄の採掘場所だけ気を付ければとても良いルートだと思います。
 今日歩いたトラックです。


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