香美町 但馬妙見山

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山 行 日 程 2009年5月9日(土)
天   候 晴れ
同 行 者 やまあそさん

 今日は、やまあそさんにお誘いいただいて但馬妙見山に登ってきました。
 但馬妙見山に登るのは2度目です。初めて登ったのは平成15年の9月でした。このときは「ふるさと兵庫50山」を参考にメジャーコースである名草神社から登りました。今日はどんなコースでしょうか?
 「猿尾の滝」の看板を目印に国道9号線を右折し作山の集落に向かいます。駐車地を探しながら進んでいると尾根に取り付く予定場所を過ぎてしまいUターン。橋が掛かっているところが少し広いのでここに駐車します。準備を整えて10時20分に出発です。
 今日のルートは、作山集落の南側の尾根を登って但馬妙見山を目指すルートです。このルートはやまあそさんも初めてだそうで、どんな尾根でしょうか?。初めて名草神社から但馬妙見山に登った時、妙見峠から但馬妙見山に向かう尾根は笹で覆われて廃道状態で歩くことが出来ませんでした。ひょっとしたら激藪で撤退になるかも知れません・・・
 尾根に向かう道を見つけそれを辿ることにします。道は尾根を巻いており辿っていると荒れ果てた畑に出ました。どうも桑畑だったようです。しばらく道を進んでいるとその桑畑に植林がされており、それを抜けると左から伸びる尾根の斜面に沿う形になりました。道は谷に向かっているようなので尾根に取り付くことにしました。したから見上げるとその尾根に植林はされておらず自然林の尾根となっています。尾根に到着するまでは笹が薄く茂っていたので「これは駄目かもしれない・・・」と思っていましたが、何となんと尾根に到着してみると尾根上に明瞭な踏み跡が付いており、それどころかやまあそさんは「自転車乗れ乗れや〜!」と言っています。また、テープが全く無くとても気持ちが良い尾根です。

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「駐車地から取り付き」 「歩きやすい気持ちの良い尾根」

 心配していた笹薮も無く少し急な尾根を登り続けるながらふと足元を見るとイワカガミが咲いていました。結構な範囲で咲いています。色もピンクだけではなく真っ白なイワカガミも咲いています。今まで良く見た白いイワカガミは「白」といっても若干ピンクが掛かっていいるものですが、ここのイワカガミは「純白」です。
 今日は快晴で暑いのですが、少し風が吹くととても爽やかです。
 汗をかきながら登り標高が900m近くになってくるとぶなが現れ始めました。それもとても立派なぶなが立っています。思わず二人とも感嘆の声を上げてしまいました。太陽に照らされたぶなの緑がとても眩しい。幹には熊の爪跡がくっきりと残っています。

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「純白のイワカガミ」 「立派なぶなとやまあそさん」

 緑に包まれた光の中のぶな林を10分ほど登っていくと但馬トンネルの上にある「八井谷峠」から伸びる尾根に合流です。
 急な登りはこれまでで、後は妙見山に向かって穏やかな斜面を登っていきます。これからの尾根はそれはそれは素晴らしいの一言でした。
 素晴らしい自然林の中なので残念ながら景色を望むことは出来ません。しかし時々左手に蘇武岳が見えました。景色が見れなくてもこの尾根なら満足です。
 気持ちの良いぶなの尾根を歩いているとやまあそさんが「これ何だろう?」と言っています。葉を見ると高山植物のコバイケイソウの葉に似ています。このことから「バイケイソウ」ではないかとやまあそさんに説明。さらに進んでいくと群落に遭遇しました。他に下草が少ないのにバイケイソウらしきものが沢山自生しているます。そういえば、コバイケイソウの根には毒があるので鹿も避けて食べないのでのではないかと推測されたのでおそらくバイケイソウに違いないと思いました。(後にとうこさんからバイケイソウだとの話をいただきました)
 バイケイソウの群落から穏やかな尾根をしばらく歩くと標高が一番高いと思われるポイントに到着。GPSにはここが妙見山と表示されています。でも三角点は無く、そこから50mほど進むと三角点に到着です。
 前回来た時は座る場所もないような頂上でしたが、結構切り開かれています。先客が一グループ日陰で休憩しています。ここで昼食休憩を取りますが、時間は既に12時40分を回っていますので急いで食べます。

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「八井谷峠から伸びる尾根に合流」 「とても良い尾根」

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「バイケイソウの群落」 「但馬妙見山(1136m)に到着」

 30分ほどの休憩の後出発です。ふと左を見ると蘇武岳が良く見えました
 ここから妙見峠に向かいます。前回は妙見峠から登ってきましたので、逆コースを歩くことになります。
 尾根を歩いていると沢山の白い花を付けた木が一本立っています。やまそさんが「タムシバや。遅いなぁ・・・」「あれはコブシじゃないんですか?だってタムシバはあんなに花を付けないでしょ?」と話しながら近づいてみるとやはりコブシでした。千種町から西粟倉村に向かうゴザイ峠付近で植林されたコブシは見たことが有りますが、自然のコブシを見るのは初めてです。

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「蘇武岳が見えている」 「コブシ」

 快晴の中をしばらく歩いていると立派なぶなが沢山立っています。前回来たとき全く気が付かなかったのですが、やまあそさんも同じようなことを感じておられたようです。
 前回登った時、妙見峠から但馬妙見山への尾根道は笹が生い茂って通ることが出来ず廃道になっており、峠を作山側に少し下り林道をしばらく歩いて尾根に取り付きました。
 いつ林道に下りるのかなと考えながら歩いているとなんと妙見峠に到着。廃道となっていた尾根道が綺麗に復活しています。峠には二体の丁石仏があり、右(名草神社側)の石仏には十三丁、左の石仏には三十七丁と彫られています。かわいそうなことに右の石仏は顔が割れてなくなっています。

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「立派なぶな」 「快適な尾根」 「妙見峠に到着」

 妙見峠を左に折れていよいよ下山です。林道までの間にはエンレイソウが沢山咲いていました。
 林道まではほんの少し歩いただけで到着です。前回はこの林道を使って但馬妙見山に行きました。今日はここから作山の村に続いている参道を下って行きます。

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「尾根に平行に付けられた林道」 「作山からの参道」

 しばらく参道を下っていると植林帯に入りました。大きく育った杉の中を歩きますがとても涼しく感じました。さらに下っているとニリンソウが沢山咲いています。気を付けないと踏み潰しそうです。
 参道には所々に石仏がありますがその殆どは倒れており、また、決まった距離の間隔ではなくなってしまっています。
 林道から40分ほど下山し、小さな尾根を回り込んだところで目の前にとても良い風景が目に飛び込んできました。大きなおきな栃の木です。丁度その下を参道が付いています。なんと大きな木なのでしょうか。その栃の木の尾根の斜面といったらとても良い緑が沢山ありました。でも、その参道の右側はザレた急斜面で、はるか下には沢が見えており落ちればひとたまりもありません。良く見ると大きな滝もかすかに見えました。
 大きな栃の木から10分程歩くと作山の集落から続く林道終点に到着し、時刻は丁度15時でした。この林道終点には結構な広い場所がありここに車を置くことも可能でした。(ただし、今回林道の崩落の修繕工事がされていたので通行止めになっていました)
 林道を20分ほど歩いて駐車地に到着です。

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「大きな栃の木の下を歩く」 「大きな栃の木」 「林道終点に到着」

 今日のコースは、要した時間といい、歩き加減といいとても良いコースでした。何よりも自然一杯のコースでとても満足しました。やまあそさんに感謝!
 今日歩いたトラックです。


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