宍粟市50名山 波佐利山

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三室山東斜面から

山 行 日 程 2009年6月27日(土)
天   候 晴れ
同 行 者 やまあそさん

 日曜日にある山に行く予定でしたが、天気がどうも悪いようなので、保険としてやまそさんと波佐利山に登ることにしました。といっても、やまあそさんと当日会うまではどこに行くかはやまあそさん任せで、宍粟市山崎町の道の駅で会って初めて今日登る山を知ることになりました。
 コースはというと、私のHPのリンクにもあります「山登りを楽しもう!」のmkさん、kokoさんご夫妻が6月17日に歩かれたコースを利用させていただく計画とのことだそうです。ただ、お二人は波佐利山から登ったルートを戻られていますが、やまあそさんの計画は、赤西川源流の碑を探すというオプション付です。
 国道29号線から赤西渓谷に入り5km少し走行するとキャンプ場に到着です。今日は土曜日、キャンピングカーが2台入ってきています。
 そこから少し入ると橋の手前に広いところがありそこに車を止めて出発です。
 スタート地点は橋の手前の尾根の始点で、そこには「日本触媒 水源の森」の看板が建っています。9時24分出発です。
 「日本触媒 水源の森」の看板の裏に回りこむとたくさんの墓石があります。やまあそさんによると、たたら製鉄に関わった江戸時代の人たちの墓だそうで、ちゃんとした墓石から自然石までその数20基以上ありそうです。
 赤西渓谷の林道途中の看板によれば、ここから西に延びる小さな谷を『カンカケ谷』と呼んでいるそうで、その谷の尾根をひとつ超えると先週通った千種町と波賀町を結ぶ『カンカケ越』に繋がっているようです。
 尾根に取り付いてみると階段が付けられており遊歩道になっていました。

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「登り口」 「沢山の墓石」

 しばらく登ると遊歩道は左の谷と右の谷におのおの降りていくルートがありここで終了。でも、まだ尾根上を延ばす予定らしく材料が置いてあります。
 徐々に尾根の勾配がきつくなり汗が噴出してきます。今日は湿度が高いようで蒸し暑く、また、風もないので涼しさを求めて波賀町まで来たのに涼しくないのは何故と思うくらいです。
 今日のまず第1目標は、ポイント1106です。登り始めからポイント1106までの標高差は約600mです。この600mが本日一番疲れたところでした。

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「しばらくは遊歩道」 「こんな岩場もあります」

 徐々に高度を上げるとコナラなどの自然林が豊富になってきました。更に登るとミズナラなどの大木も現れ、そして標高が900mを超えて緩やかな尾根になった付近からぶなが現れ始めました。どれもこれも立派なぶなが多い。
 緩やかな尾根のぶなを楽しんでいると再び急な斜面がやってきた、でも、自然林に包まれた尾根でなんともいえないよい雰囲気です。
 この最後の急斜面を登りきると左側に穏やかな自然林の谷がありました。

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「緩やかな尾根のぶな」 「最後の登りもよい雰囲気だ」

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「よい雰囲気の谷」

 左手のよい雰囲気の林を見ながら30mほど登りポイント1106に到着です。ピークはこんもりとした丘のようで、大きな杉の木が立っています。
 ピークは西に開けていますが、ピーク手前から現れた植林であまり良くはありませんしかし、木々の間から先週歩いた竹呂山の稜線が見えました。
 時刻はすでに11時です。目的地波佐利山には何時に到着するでしょうか?

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「ポイント1106に到着」 「木々の間から見えた竹呂山」

 とてもよい雰囲気だった自然林の尾根はここで終わりで、ここからの穏やかな尾根は植林と雑木の尾根になりました。
 尾根を進んで行くと徐々にチシマザサが出てきますがすべて立ち枯れしています。おかげで難なく進むことができますが、気候変動の影響でしょうか。この先日本はどのようになるんでしょうか?
 雑木と植林の中を進むと西側に大きく開けたところにやってきました。お昼には少し早いのでもう少し進みポイント1107に到着。時刻はちょうどお昼時間なので、ここで食事をとることにします。
 山の景色を眺めながら急いで食事をして出発です。その前に一仕事。目の前に枯れた大木が立っていましたので、それに登って西の風景を撮影しました。

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「左から 竹呂山 三室山 ポイント1202」

 時刻は12時30分を回っているのにまだ波佐利山までの半分の行程です。波佐利山から赤西渓谷を下るのでまだ1/4といったところでしょうか?駐車地に戻れるのはいったい何時になるんだ?
 と、思いながら単調な尾根を歩きます。途中木の間から波佐利山が見えました。昼食をしたポイントから約50分歩くと宍粟50名山の正規ルートに合流しました。
 この後やまあそさんのお遊びに付き合いながら30分で誰もいない波佐利山の頂上に到着。時刻は13時40分でした。

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「単調な植林の尾根」 「木の間から見えた波佐利山」

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「宍粟50名山正規ルートに合流」 「波佐利山頂上に到着」

 さて、これで一つ目の目標は達成です。さて二つ目は・・・
 少し北に20mほど下って兵庫県と鳥取県の県境尾根に取り付きます。この尾根は分水嶺で、2007年に戸倉峠から三室山まで縦走しました。
 県境尾根を西に少し進んで鞍部から赤西渓谷を下っていく計画です。そして、二つ目の目標は「赤西川源流の碑」の探索です。
 やまあそさんは、「源流の碑だからたぶんここか、この辺りにあると思うんやけど・・・」と地図を指差しています。でも、そこは地形図上の点線(林道終点)から標高100m以上上がっている。そんなところに設置しているはずはなく、きっと車が乗り入れできたところから少し溯ったところに違いないと進言する。だからもっともっと下流の遥か下に設置しているはずだ。
 鞍部から少し下ると早くも源流が現れる。やまあそさんは「源流の碑はどこや〜!」と言いながら下っているが、ここは植林帯のど真ん中、設置しているはずがない。
 源流の碑を探しながら沢沿いを下っていると、やまあそさんが錆びたレールを発見!それは森林鉄道に使われたレールだそうです。波賀町は昔から林業が盛んで、木を山から下ろすのに森林鉄道が敷設されたそうだ。ほとんどのレールは下ろされて売却されたそうだが、この最奥に1本だけ取り残されていた。
 この後下っていると少し幅の広い作業道になり、なんとそれは鉄道の跡で自然木を利用した枕木が設置してあった。そしてその線路はスイッチバック(switchback)方式が使用されていたようで、所々崩壊しているものの延々と続いていました。

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「鞍部から赤西渓谷へ向かう」 「錆びたレールを発見」

 さて、源流の碑ですが、「波佐利山から南西に伸びている谷にあったんだろうか?」とやまあそさんは半分諦めている。といいながら、沢沿いには歩かず廃線跡をやまあそさんは歩いている。
 私は、碑を見つけるべく沢沿いを忠実に下っていく。でもそれは見せ掛けで、実はヤマメを物色しているのだ!しかし、魚影がまったくないのでこりゃ駄目だと諦める。
 鞍部を14時に出発し1時間ほど歩いて源流から程遠くなったその時!なんと源流の碑を発見!そんなアホな!源流から1.5kmも下流に源流の碑だなんて!ここに来るまでに何本の支流が合流したことか!
 呆れながら写真に収め、下山が遅くなるので先を急ぐ。

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「廃線を下る」 「赤西川源流の碑発見!」

 源流の碑から沢沿いに歩くと歩きやすい廃線跡に出る。やはり、源流の碑は車が入れるところを終点としてせいぜい500m以内のところに設置してあるようだ。
 しばらく歩くと壊れた橋脚のある沢にでる。どうも線路が掛けてあったようだ。やまそさんは、昔M氏とここまでマウンテンバイクで来たことがあるそうだが、橋脚には気がつかなかったらしい。
 この橋脚を渡ると林道終点に到着。時刻は15時21分。

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「古い橋脚」 「林道終点」

 ここから駐車地まではとても単調な林道歩き。GPSを見てみると歩く時間はおよそ1時間20分で到着予定時刻は15時前となっている。まぁ歩くスピードを上げても16時30分に付けるかどうかというところだ。
 戻る途中、研修所の廃屋などを見学していよいよ駐車地に到着する端の手前でなんと枕木を発見!「灯台下暗し」とはこのことで、こんなに近いところに意外な物があることに気がつきませんでした。

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「なが〜い林道歩きでした」 「橋から10mほどの所にあった枕木」

 今日はロングなコースでしたがとても充実した山行でした。
 今日歩いたトラックです。


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