栂池〜朝日岳〜蓮華温泉〜栂池(第1日目)

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小蓮華山から三国境と鉢ヶ岳を見る

山 行 日 程 2009年8月1日(土)〜3日(月)
天   候 1日目 晴れのち雨
2日目 雨のち曇り
3日目 晴れ
同 行 者 単独

 いつもは由李子と登る夏山も今年は受験を控えているので単独の山登りとなりました。
 前日の19時過ぎに自宅を出発して白馬村の久保田荘を目指します。今年はETC割引の恩恵で片道2100で豊科インターを降りて久保田荘に1時過ぎに到着。おじさん、おばさんに快く迎えていただきゆっくりと休みます。
 今年は天候不順が続き、白馬もずっと雨だとか。明日も天気予報は悪く、とりあえず早朝の天候を見てからどうするか決めることにしました。
 朝起きて山を見上げると曇っているものの五竜岳はよく見えています。しかし、白馬三山はガスの中で、頭がガスから抜けているのかどうか良くわかりません。五竜岳が見えているので登ることにしました。
 朝食をとって栂池のゴンドラ乗り場まで送ってもらいます。片道2120円(荷物300円)を払って乗車します。
 高度が上がるにつれてガスの中に入って行きます。今日の天候は?
 栂池自然園にちょうど9時に到着。栂池自然園を観光する一般の人と別れて出発です。
 しばらく登っていると雨が多かったことを証明するかのように登山道が崩れています。どうも修繕をするようで、二人の作業員が丸太を抱えて登って行きます。
 しばらく登っているとシラビソの実が成っていました。見るのは初めてです。

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「登り始めてすぐの崩落」 「シラビソ」

 栂池自然園から登り始めて約1時間で天狗原に到着です。しかし、ガスに包まれて良く見えません。いつもならとても爽やかな場所なのですが、残念なことに湿地帯に咲いている花々もしっとりと濡れて元気がないように見えます。
  天狗原を過ぎ岩がゴロゴロしている道を登っていくと雪渓が現れてきます。いつもならこの時期緩んでいるはずの雪渓も冷たく硬い雪渓なので滑らないように注意して登って行きます。いつもなら見えるはずの雪渓の終点が見えないくらいのガスに包まれています。

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「天狗原もガスの中」 「雪渓の出発点から終点が見えない」

 雪渓の終点からしばらく登ると森林限界になり斜度も緩やかになります。そして登り始めてから2時間弱で白馬乗鞍岳(2436.7m)に到着。いつもなら日帰りの登山客で賑わっている山頂も静かです。
 あと小1時間で最初の目的地である白馬大池です。白馬大池に向かう途中雷鳥がいました。でも、カメラを向ける前にハイマツの中に消えていきました。
 池の畔をぐるっと回って11時20分に到着。天場には4張ほどテントが張られているだけです。とりあえずビールを飲みながらこの後どうするか決めることにします。
 当初の計画の宿泊地は、第1日目白馬大池、第2日目朝日小屋、第3日目蓮華温泉で3泊4日の計画です。
 ビールを飲みながら地図を見ると雪倉岳避難小屋まで4時間半のコースタイムとなっています。現在の時刻は11時30分ですので16時には到着できそうです。天候は時々晴れ間がのぞく天気ですが、天気予報によれば午後は雨が降るとの予報です。明日の朝の濡れたテント撤収を避けるため雪倉岳避難小屋に泊まることにしました。心配は雷だけです。小屋でビールを2本調達して出発。(ビールで1kgの荷物が追加)
 何とか雨が降る前に避難小屋まで行きたいと思いながら雷鳥坂を登っていると向かって右側の斜面に雷鳥の親子が遊んでいます。でもちょっと遠いので雛はガスの中で良くは見えませんでした。

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「白馬大池に到着」 「今日二羽目の雷鳥」

 ビールで重くなったザックが肩に食い込むのに耐えながら小蓮華山に13時15分に到着。ここからコースタイムでは2時間で避難小屋です。このまま行けば3時ごろには到着できそうだと思っていたら、「ぽつり・・・ポツリ・・・」と降ってきました。最初はガスによる雨なのでたいしたことはなかったのですが、いよいよ本当の雨になったので雨具を着てザックカバーを掛けます。
 小蓮華山までは登りですがピークを過ぎるとしばらくは下りなので楽になりました。しかし、追加したビールが堪えます。
 小蓮華山からの下りが終わると三国境まで約60mの標高差を250mで登っていきます。ここの踏ん張りが今日一番必要だったところでした。

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「小蓮華山への登り」 「小蓮華山から三国境方面(右は鉢ヶ岳)」

 辛い登りをクリアすると三国境に到着。ここから鉢ヶ岳方面に向かうのは2度目です。
 最初に向かったのは今から6年前、由李子が小学6年生のときです。このときは白馬岳にテントを張って鉱山道ルートで下山しました。鉱山道ルートは良いルートで、ロープはなく近くで花々を楽しむことが出来ました。
 時刻は13時50分。順調に登ってきたので後1時間30分の行程です。ほとんど下りのコースなので15時には到着できるかもしれません。後は雷だけです。
 三国境から鉢の鞍部まではずっと下りです。快調に下っていると鉢ヶ岳方面から二人の女性がごみ袋と火箸を持ってこちらにやってきました。3mほどの距離まで詰まったとき一人の女性が「どちらまで?」、歩きを止めることなく私は「避難小屋まで」と答えるとその女性は首を傾げました。私は足を止めることなく振り向きもせず歩き続けました。そりゃそうですよね、こんな時間では朝日小屋に明るいうちに着くはずもない、小屋の関係者ならどうするのだろうと思うのが普通です。
 しばらく歩いていると鉢ヶ岳の北側の巻道となります。この巻道のお花畑がとてもすばらしかった。
 いままで花は咲いていますが、お花畑はありません。所々散らばって咲いているのが栂池から三国境までのルートです。ここに来てやっとお花畑に出会いました。それもとても広くて心が和むお花畑でした。
 咲いている花は今まで見た花とさして変わりはありませんが、やはり群生している花はとても美しく見えました。思わず声が出てしまいます。写真ではそのすばらしさを伝えることが出来ないのが残念です。

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「三国境から鉢ヶ岳と雪倉岳」 「鉢ヶ岳北斜面のお花畑」

 鉢ヶ岳北斜面のお花畑を楽しみながら避難小屋に向かっていると、ここに来てガスが濃くなり視界は50mほどになりました。
 鉢ヶ岳の巻道を4/5ほど進んだところで雪渓になり渡りきるとルートが分からなくなってしまいました。GPSを見ると少し右(北側下り方向)にずれており、斜面を少し登って修正するとルートがありました。やはりこのようにガスっていると先が見通せないのでちょっとしたことでルートを外れてしまいますので注意が必要です。
 先が見えないので小屋はまだかなと思いながら10分ほど歩くと避難小屋に到着しました。時刻は15時で予測どおりに到着しました。
 小屋は二部屋でどちらも広さは6帖ほどの広さですが、手前の部屋は鉋掛けされただけの板の床で少し荒れていますが、奥の部屋はフローリング材のように表面が艶々しています。今日は私一人だけのようです。

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「避難小屋に到着」 「今日の宿」

 今日は行動食を摂りながら歩いていました。休憩をしたといえば白馬大池でビールを飲んだときだけでしょうか。とりあえずちゃんとした食事を摂ることとしました。
 ラーメンとおにぎりを食べ終わって小さな窓から外を見てみると雨もガスも上がっているようです。外に出て小高い場所に上ってみると今日歩いたコースが良く見えます。右には白馬岳が見え、振り返ると明日登る雪倉岳がどっしりと構えていました。
 就寝前に外を見ると月が出ていました。このまま天気が回復してくれることを祈りながらシュラフに潜り込みました。
 (やはり重かったけどビール2本で正解でした。)

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「今日歩いたルートを見る。右端には白馬岳」

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「明日登る雪倉岳」 「月夜だが・・・」

 今日であった花々。残念ですが雨に打たれて少し元気がありません・・・
 そして、本当の色はもっと鮮やかです。

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「シラビソ」 「イワハゼ」 「ゴゼンタチバナ」 「イワオトギリ」
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「モミジカラマツ」 「シラネニンジン」 「タカネバラ」 「ハクサンシャクナゲ」
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「ヒメシャジン」 「ハクサンコザクラ」 「ウサギギク」 「ミヤマキンバイ」
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「コマクサ」 「コマクサ」 「イワギキョウ」 「イワツメクサ」
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「コガネギク」 「シロウマオウギ」 「ミヤマムラサキ」 「シナノキンバイ」
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「ハクサンイチゲ」 「イワイチョウ」 「イブキジャコウソウ」

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