養父市 氷ノ山

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山 行 日 程 2009年8月23日(日)
天   候 曇り後晴れ
同 行 者 やまあそさん

 氷ノ山にとうろう岩があることは有名な話だそうだけど、結構氷ノ山に登っているのに私は全く知らなかった。
 今回、やまあそさんにどこかに連れて行って欲しいとお願いしたら今回の山行となりました。
 和田山で合流し一路福定親水公園へ向かいます。ここから登るのは本当に久しぶりで、由李子と2003年の秋に黄葉を求めて登って以来6年ぶりです。やまあそさんは宍粟市側から登ることが多くこちらからは初めてだそうです。
 親水公園に到着すると結構遅い時間にも関わらず駐車場は混んでいなくて空きがありました。準備を整えて9時30分出発。途中まで定番の氷ノ山越の正規ルートを辿ります。
 布滝を見たことが無いとやまあそさんが言うので立ち寄ります。初冬であれば葉が落ちてよく見える滝も木に葉が生い茂っているこの時期ははっきり見えません。

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「親水公園を出発」 「緑に包まれた布滝」

 久しぶりに歩くこのコースはいつものとおりですが、やまあそさんにしてみるととても歩きにくいらしく「みんなこんな道よく登るなぁ・・・」といいながら登っています。
 つづら折れの登山道を登り終えると地蔵堂に到着。「ここで加藤文太郎は寝たんですよ」と言うと、「俺は絶対無理や!」とやまあそさん。
 ここに来て雨がポツリポツリと降ってきました。天気予報を恨みながらやまあそさんと先に進み、出発から50分で木地屋跡に到着。いよいよここから新しいルートへ向かいます。
 とうろう岩コースは、やまあそさんが調べてもHPのレポートは少ないのですが、幸いにもやまあそさんの親友であるM氏が8年ほど前にとうろう岩を辿って氷ノ山に登っておられるとのことで、その地図をやまあそさんは確認されているので間違いはありません。

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「つづら折れの登山道を進む」 「木地屋跡に到着」

 今まで何度もここを通っているが、御影石の石柱を調べることもしなかった。今回よく見ると登山道とは反対側に「とうろう岩を経て氷ノ山へ」と書いてある。
 いよいよ正規ルートを外れる。まずは沢を2本渡るために10mほど沢まで下らないといけないが、M氏のレポートによれば鎖があるそうだが見当たらない。というか、どこからでも沢に向かって降りられるのでどこがルートか判らない。地形図を見て地形を確認すれば沢を2本渡るとすれば自ずとそれらしきルートが見て取れる。
 沢を渡って取り付つく尾根を確認する。やまあそさんの話を聞けばM氏のレポートの地図に示された尾根は明確だ。その尾根を辿れば問題ないはずだ。
 その尾根に取り付くべく平坦な場所を歩いていると、私たちの進む方向をさえぎるような道らしきものが横切っている。しかし、M氏のレポートによる尾根はこの先だし、テープもないその道らしきは谷の方向に向かっている。M氏のレポートの地図を信じて二人で尾根に取り付くことに決める。
 最初の尾根の取り付きは急で結構滑りやすく苦労しました。

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「木地屋跡から沢に降りる」 「急斜面の取り付き」

 尾根は急ではあるが雑木が生えているのでそれを掴みながら体を引き上げるようにして登っていく。木地屋跡からすでに1時間登っているがとうろう岩にはたどり着かない。M氏のレポートでは木地屋跡から40分だという。きっと尾根を間違えているに違いないと二人で話す。そういえば親水公園に大きな地図の看板があり登る前に写真に撮ったので確認するとやはりM氏の地図の尾根は間違いで、もう一つ西の尾根だと判明!

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「時に地面を這うように!」 「地図を確認。Qがとうろう岩で赤が登った尾根」

 もうここまで登ってきているので仕方がない。トラバースするには斜面が急なのでちょっとしんどいし、とうろう岩の下に出ればよいが上に出てしまうと取り返しが付かない。まぁこんなことが無いとこの尾根を登ることも無かったでしょう。そういう意味では良かったので私としては別に気にもしませんが、やまあそさんは残念そう・・・
 そんな話をしながら登っていると細い尾根の上に岩があり西側に眺望が見えるのでその岩に立ってみると氷ノ山越がよく見えている。氷ノ山越の写真を撮って左側の視界を邪魔している木を押しのけてみると何と!真正面の尾根に大きな岩が突き立っているではないか!「あれはとうろう岩なのでは?」とやまあそさんに尋ねるととうろう岩と判明!やまあそさんはとうろう岩にいけなくて残念そう・・・

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「氷ノ山越が見えた」 「左を見れば目の前にとうろう岩」

 とにかくとうろう岩が見れて何よりだし、この方向からとうろう岩を見たのも私たちが初めてかも知れないし、でないとしても数少ない二人だろう。
 これですっきりしていいよ氷ノ山を目指す。ところが、とうろう岩を見てから徐々にチシマザサが現れ始めた。ちょっとした藪漕ぎをすると開けるという登りを何度か繰り返すうちにだんだんと開きが無くなりチシマザサが厚くなってくる。鹿が歩いている道を辿るもののチシマザサの密度は増すばかりだ。
 そうこうしていると、とうろう岩からの尾根と合流すると白いナイロン紐が地面に落ちているのを発見。どうもルートはチシマザサによって埋め尽くされてしまったようだ。
 「小屋が見えるで!」のやまあそさんの声に今まで下ばかり向いていた顔を上げてみると小屋がチシマザサ越しにはっきりと見えた。
 この位置関係からすれば斜め右方向に進めば頂上直下の登山道に出るはずなので、やまあそさんをほっといてその方向にズンズン進むと出ました、正規ルートです。それも、昔とうろう岩コースを示す御影石でできた標柱があったとされる場所にドンピシャでした。
 登山道に飛び出すと丁度登って来た登山者がいて「どこから登ってきたんだ?」と言うような顔をして通り過ぎていきます。
 やまあそさんが到着するのを待って二人で氷ノ山頂上に到着。時刻は13時50分。なんと4時間20分も掛かってしまいました。

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「密藪」 「チシマザサ越に避難小屋」

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「密藪から脱出」 「氷ノ山頂上からハチ高原」

 こんな時間だから頂上には10人も登山者がいない。
 風が吹くととても寒い中遅い昼食をとって下山に掛かる。
 下山しようとすると、なんとやまあそさんはとうろう岩コースを下ろうと言う。冗談じゃない、すでに14時30分になろうとしている。まぁ冗談だろうけど・・・
 二人で下山しながら、とうろう岩に下山できるルートが無いか見ながら歩くが、やはりチシマザサを掻き分ければならないようだ。谷の方向を見ながら下山していると甑岩の直下にやってきた。そうするとやまあそさんは甑岩に立ちたかったそうで残念そう。登り返す元気も無いらしくすんなりあきらめていました。
 結局とうろう岩に向かう気力も無くとうろう岩は次回にとっておくことにして正規ルートを下山することにする。
 後はのんびりと正規ルートを辿り景色を堪能しながら順調に下って16時30分に親水公園に到着。とうろう岩コースで下山していたら何時になっていたでしょうか?
 とりあえず無事に下山できて良かった。
 途中、今日とうろう岩を撮影した場所ととうろう岩の場所が確認できました。次回は間違えないでしょう。たぶん・・・

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「甑岩を振り返る」 「ぶなが綺麗だ」

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「楽しく下山」 「今日のルートを確認できた」

 今日のルートは誤算でしたがとても印象に残る山行でした。やまあそさん、ありがとうございました。
 今日登ったトラックです。


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