長野県白馬村

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山 行 日 程 2010年4月4日(日)
天   候 快晴

 信州大学に進学する由李子の引越しのため長野県に来た私は、こまくさ寮に入寮した由李子と別れて久保田荘に宿泊しました。
 生活用品を購入して寮に持って行ったりと忙しかったのですが、休みが取れたので八方尾根に行くことにしました。実は昨日の土曜日も時間を見つけて八方池まで行ったのですが、朝はそこそこの天気でしたが、時間が経つにつれて雪が降り始め挙句には吹雪いてホワイトアウトの状態、気温はマイナス4度、風も考慮するとマイナス10度よりも低かったのではないかと思います。そんな訳で景色を楽しむことも無くすぐに下山しなければなりませんでした。
 今日は昨日の朝とは違って雲一つ無い快晴です。
 ゴンドラ乗り場まで送ってもらい八方池山荘までゴンドラとリフトを乗り継ぎます。八方池山荘に到着し準備を整えて10時に出発です。
 昨日の吹雪のおかげで黄砂で黄色かった山肌が真っ白になっていてとても綺麗です。春になり山スキーも安全な時期になったので多くのスキーヤーとボーダーが登っています。

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「八方池山荘を出発し振り返る」 「オフピステを目指して登るボーダー」

 山荘から20分ほど急な登りを登りきると穏やかになり第2ケルンに到着です。ここは北を見れば白馬三山が、南を見れば五竜岳、鹿島槍ヶ岳が一望のビュースポットです。
 でも、昨日は徐々にホワイトアウト状態になっていく途中で全く景色がありませんでしたが、今日は紺碧の青空に美しい後立山が見えます。

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「南には遠見尾根の先に五竜岳、尾根の向こうに鹿島槍ヶ岳」

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「北には天狗の大下りから白馬三山が一望」

 昨日とは違って今日は快晴、昨日のマイナス温度に比べ気温は非常に高く17度ほどあります。昨日と今日の温度差を経験し、春先の標高の高い山は一旦天候が悪化すると真冬並みになることを身をもって知りました。
 昨日下山時には完全なホワイトアウト状態だったので単独者がルートを大きく逸れて行くのを見つけたので大声で叫んだり指笛を吹いて知らせて何とかルート修正させることが出来ました。私はGPSを持っていましたので問題ありませんでしたが、一歩間違えばとんでもないところに進んでしまうことを目の当たりにしてホワイトアウトの恐ろしさも知りました。
 汗をかきながら八方池山荘から40分で八方池に到着、昨日と今日とでは雲泥の差です。

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「快晴の中八方池に到着」 「昨日の状況は真っ白け!」

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「八方池は雪の下」

 今日は快晴、後立山をゆっくりと眺めながらビールを飲もう。そう決めて山々を眺めていると山スキーの人たちが無名沢の方向に滑っていきます。昨日、久保田荘の従業員のヨーコさんに話を聞いていたルートを滑っているようです。
 ぼんやりと山を眺め、山スキーの人が下っているのを見ていると私も下ってみたい衝動に駆られてしまいました・・・
 ヨーコさんの話で安全なルートであること、天候が良いこと、時刻は11時30分と早いことを考慮して無名沢を下っても問題ないと判断して下ってみることにしました。
 山スキーの人達は、下樺からポイント2361の間から滑り始めています。私は無名沢とガラガラ沢の間にある尾根の西側の斜面を下っていくことにしました。この斜面は結構緩やかなのでスノーシューでも問題なく下っていくことが出来ます。この斜面も真っ白な新雪なのでとっても気持ち良く歩けます。

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「白馬三山に向かって進む」 「振り返ればとても綺麗だ」

 白馬三山を眺めながら下っていくと少し斜面が急になってきました。10数センチの新雪の下は少し固い雪なのでスノーシューの爪をしっかりと食い込ませないとずり落ちてしまいます。斜面はそんなに長くないので滑ってしまっても止まるでしょう。でも怪我をしてはいけないので慎重に下ります。

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「夏では歩けない場所から見る三山は雄大です」

 下りながらP2361方向を見ますと斜面に綺麗なシュプールが付いています。また、振り返ると何の跡も無い真っ白な雪に岳樺が美しく立っています。

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「斜面に綺麗なシュプール」 「振り返ると美しい斜面」

 穏やかな尾根から谷に降り立つとジェットコースターの下りの様に無名沢は見えます。振り返ればとても美しい谷です。
 気温が上がって雪が緩んできたせいか、左の斜面が崩れてデブリが出来ています。また、右はスキーヤーが斜面を横に切っているため崩れています。やはり山スキーは横に切ってはいけません。

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「斜面にはデブリが出ている」
(デブリの先の点は登って来るスキーヤー)
「振り返ると綺麗な無名沢」

 八方池から1時間30分ほどで唐松沢と不帰沢が合流した沢との出合に到着です。

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「左が無名沢 右奥は不帰沢」

 山スキーのメインルートはここまで。斜面は急に穏やかになりちょっとしたアップダウンになります。
 もう終わりかと思いながら歩いていると谷が急に狭まりとてつもないデブリ帯に到着。デブリは硬く昨日より前に崩れたもののようです。私はスノーシューなのでデブリの上をヒョイヒョイと下っていきますがスキーヤーとボーダーは苦労しています。

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「谷が狭まりデブリが塞いでいる」 「振り返るとデブリが壁のようだ」
(真ん中左の黒い点は人です)

 出合から30分で小倉池の林道に到着です。ここからは発電事業専用道路を延々と歩いて15時7分に二股に到着。
 今日の山歩きが終わりました。

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「林道を歩きながら南股入を振り返る」

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「二股に到着」 「二股の橋から」

 今日は快晴の中とても良い山を歩けて最高の一日でした。


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