岡山県鏡野町 泉山のササユリ

写真

山 行 日 程 2010年7月4日(日)
天   候 山はガス 下界は晴れ
同 行 者 OAPさん

 梅雨のためここのところ山に登ることが出来ませんでしたが、今日は梅雨の晴れ間、いや曇り間にササユリを見に泉山に登ってきました。
 泉山に登ったのは昨年の10月が初めてで、その時は奥津温泉側から笠管峠を越えた林道から登って、泉山〜井水山に登り大神宮原に下山しました。
 今回は泉山の東側にある岡山県苫田郡鏡野町の「中林」と書いて「ちゅうり」と呼ぶ集落から登ります。
 OAPさんは以前二度ほどここから登ったことがあるそうで、その時は林道が荒れていたり、頂上間際ではササの藪漕ぎがあったそうですが、今はどのような状況でしょうか?
 中国縦貫道院庄ICを下りて国道179号線を北上し右折したのち香々美川沿いに中林の集落に向かいます。中林口のバス停から中林川に沿って林道が伸びており、この林道を5分ほど進むと登山口に到着です。すでに岡山ナンバーの軽自動車が一台停まっていました。
 駐車場は4〜5台程度のスペースで、水洗ではありませんが綺麗なトイレも設置されていました。準備を整えて10時30分に出発です。
 ここからのルートは「天の川コース」「中林流れ星コース」「中林直登コース」の3コースがあります。この3コースは全体的に見ると稜線まで8の字の形になっています。今日は出発も遅かったので「中林直登コース」を使って登ります。
 登山口から少し登って橋を渡りしばらくするとコースの分岐点です。真っ直ぐ進めば「中林流れ星コース」、左に進むと「天の川コース」です。ここを左に進み「天の川コース」を選択し途中から「直登コース」に乗り換えます。
 暫くは沢沿いに登りますが、昨日来の雨で水量は多いようです。

写真 写真
「林道終点登山口」 「天の川コースは沢沿いを登る」

 沢沿いの緩やかな登山道を15分ほど進むと中間点にショートカットする「急登コース」の分岐にやってきました。ここを右に進んで一気に中間点を目指します。
 「天の川コース」は沢沿いの緩やかな登りでしたが、「急登コース」は植林帯の中をつづら折れに登る結構急な斜面です。
 3週間ぶりの山登りに加え、今日は気温はそんなに高くは無いのですが湿度が随分と高いようで汗が滴り落ち、私の足は重くなかなかペースが上がりません。ヒーヒー言いながら12分ほどで8の字の中間点に到着です。

写真 写真
「分岐を右にとって直登コースへ」
(左へ進めば「天の川コース」)
「8の字中間点」
(右へ進めば中林の滝を経て下山)

 分岐を左に進んで暫く巻いていくと尾根に到着、この尾根が「直登コース」です。見れば結構急な尾根の雰囲気が漂っています。
 偽木の階段が整備されていますがなんという急な登りでしょうか・・・。風は全く吹きません。慰めはヒグラシの鳴き声だけでしょうか・・・。でも、その鳴き声もこの異常な暑さには効果は少ない・・・。やはりお茶を飲もう。
 暑い中登って標高1000mに達すると登りも少し緩やかになり、また少し風も出てきて涼しくなってきました。しかし、少し歩けば再び急な登りになりました。
 ここから登山道の中央は雨水でさらわれて赤土が出ています。このコースはその名のとおり登りに使わなければいけません。下りだと滑ってとても危険です。

写真 写真
「直登コースに復帰」 「本当に急な登り」

 標高差100mほどの急な尾根を登りきると前方が明るくなりました。「あったぞー」のOAPさんの声。一輪のササユリが私たちを迎えてくれました。
 ここからの尾根は緩やかになり自然林となり、よく見れば若いブナが見受けられます。
 緩やかな尾根を10分ほど歩くと笹の斜面に出ていよいよ稜線に到着です。時刻は11時50分。
 残念ながら稜線はガスに包まれ景色はありません。

写真 写真 写真
「急な登りの終わりのご褒美」 「稜線に到着」

 先ほどからちらほらササユリが咲いていましたが、いまいち綺麗なササユリがありませんでした。
 「だめかな?」と思いながら稜線を泉山に向かって歩いていると目に飛び込んできたのは、綺麗に開いたササユリでした。
 泉山に向かうにつれてササユリはどんどん多くなりササユリ街道です。
 登りのペースもゆっくりでしたが、この稜線歩きもゆっくりとなってしました。

写真 写真
「綺麗に開いたササユリ」 「ふと立ち止まります」

 写真を撮りながらササユリ街道をゆっくり歩いて一等三角点の泉山にやっと到着です。時刻は12時28分。
 なんと、稜線の水平距離1kmに30分も掛けてしまいました。
 頂上には誰もいません。今日の山は稜線ですれ違った4人のパーティーと私たちだけのようです。

写真 写真
「なかなか進みません(^^;」 「泉山(1209m)にやっと到着」

 頂上は風が吹いていますし、薄い霧雨も流れてきましたので急に寒くなってきましたので山シャツを羽織ります。やはり夏山といっても気温の変化は天気次第、装備に気を付けないといけないと実感しました。
 昼食をとり無線などをしていよいよ下山に取り掛かります。時刻は13時10分。
 下山に掛かると辺りが明るくなってきました。どうもガスが薄くなってきているようで、気温も上がってきました。
 歩いてきた稜線を戻りながらササユリを見ているとなんだかおかしい・・・。先ほど見たときよりも明らかにササユリが鮮やかになっていて綺麗なのが増えています。しっかりとした蕾ばかりだったのに先が開きかけているのもあります。どうやら気温が上がってきたので蕾から開いたばかりのササユリが多くなったようです。これには二人とも再びシャッターを切り直しです。

写真 写真
「井水山に向かう」 「開きかけたササユリ」

 ササユリ街道を戻り井水山に向かいます。
 登りに使った直登コースを過ぎると極端にササユリが少なくなってきました。いったい何が違うのでしょうか?そういえば先日の神戸新聞で氷上高校の生徒さんがササユリを咲かせたと載っていましたが、栽培はほとんど無理なようです。
 泉山から40分で井水山(1150m)に到着です。
 前回のぞき岩に行き損ねていたので行こうかとも思いましたがガスで何も見えるはずも無いのでとっとと下山に掛かります。
 下山は井水山から西に伸びる「天の川コース」を下ります。そして8の字の中間点で「流れ星コース」に切り替えて二の滝、中林の滝を見て駐車地に戻ります。
 最初の下りは植林帯でしたが、暫く下山していると自然林になりその中には若いブナがありました。
 井水山からの「天の川コース」はあまり使われていないらしく、登山道は下草で覆われており緑豊かです。OAPさんが、「昔は宍粟の山もこんなだったのに、今では鹿が食べつくしてこんな下草は無くなってしまった」と嘆いています。

写真 写真
「井水山から天の川コースへ向かう」 「緑いっぱいの天の川コース」

 井水山から30分ほど下ると「天の川コース」から「直登コース」への分岐にきました。このまま「天の川コース」を下っても良いのですが、せっかくなので「流れ星コース」を辿り滝を見ましょう。
 分岐からほんの3分で「直登コース」の分岐、さらに朝来た登山道を少し戻ると「流れ星コース」の分岐に到着です。
 「流れ星コース」に入ると少し下草で覆われていたコースも暫く歩くとすっきりとした植林帯の中に入り歩きやすくなりました。

写真 写真
「天の川コースと別れます」 「直登コースの分岐に戻りました」

 植林帯をトラバースするように下っていくと杉の切れ間から西方向に今日はじめての景色が見えました。「ホッ!」
 8の字の中間点から10分で「三ノ滝」の分岐に到着。行って見たいところですが時間も無いので今回はパスします。
 分岐から少し歩くと正面の尾根越しに水が噴出しているのが見えます。そう「二の滝」です。
 なんという立派な滝でしょうか。マイナスイオンのシャワーです。
 「二の滝」がこれほどの立派な滝ならば一の滝である「中林の滝」はいったいどれだけの滝なんでしょうか!

写真 写真
「本日唯一の景色」 「二の滝」

 期待に胸を躍らせて「二の滝」から歩くこと10分。怒涛のごとく聞こえる水の音、何という立派な滝でしょう!
 「中林の滝」です。

写真 写真
「中林の滝に到着」 「中林の滝」

 滝を堪能して「中林の滝」から3分で「天の川コース」の分岐に到着。駐車地に丁度15時に到着です。
 「中林の滝」はサンダル履きでも行けるほど近くて歩きやすい道なので滝の見物にはもってこいの場所で、今の時期には涼みに来るだけでも価値のある場所でしょう。
 今日歩いたコースです。

地図
「クリックで拡大」

Home

メイル