宍粟50名山 植松山

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山 行 日 程 2010年7月17日(土)
天   候
同 行 者 OAPさん

 ずっと降り続いた天気も終わったようで空を見上げますと夏の様相です。(この日近畿は梅雨明け)
 今日は、OAPさんと植松山に登ることにしました。以前荒尾の集落の林道に車を置いて、福海寺から植松山に登り荒尾の集落に下山するルートを取りましたが、今回は、荒尾の集落から林道を詰めて、ヒルガタワと荒尾山の間の最低鞍部に出て植松山に向かう予定です。
 林道入口には有害獣除けのゲートがあり、その手前に駐車して準備を整え9時30分に出発です。

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「植松山はガスの中」 「林道始点のゲート」

 ゲートを通過してしばらくは林道歩きです。林道を歩いていると右前方に尖がった荒尾山が綺麗に見えました。
 この林道も昨年の大雨の影響で荒れており、コンクリートの林道は残っているものの沢の水で抉り取られている所もあります。

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「右正面に荒尾山が見えた」 「コンクリート路面の下はカラッポ」

 林道を30分歩くと林道終点に到着です。
 終点から植林帯になります。沢に沿ってしっかりとした踏跡が付いています。沢はこれまでの長雨で水量は豊富です。
 まずは沢沿いに登り沢が分岐する中央の尾根に取り付く予定です。
 沢は結構荒れていて渓谷という雰囲気は微塵もありません。
 林道終点から10分でいよいよ分岐です。水量が多い中、なんとか渡れる場所を見つけて沢を渡り少し沢に沿って登っていきますと、目的の尾根の末端に出ました。ところが尾根の左側の沢沿いにこれまたしっかりとした踏み跡が付いています。「この踏み跡は昔の峠道かもしれないな」とOAPさんが仰るのでしばらく辿ってみることにしました。

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「林道終点に到着」 「沢を渡ります」

 少し進むとなんと石積みがあります。何のための石積みかわかりませんが、この沢沿いに人が行き来していたことを思わせます。
 さらに進んでいると炭焼窯の跡が数か所見つかりました。そして、更に沢沿いに登っていくとなんだか沢の幅がどんどん広くなり、土砂が出てきました。沢を見上げるとなんと土石流が発生したらしく沢は大荒れです。
 土石流はしっかりと固まっているので、尾根下の斜面をトラバースするように歩くよりは沢を辿れば歩きやすく高度が楽に稼げました。

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「何と石積みが!」 「土石流の沢を遡上」

 荒れた沢を登ると再び谷が二股に分かれています。左の谷をみると高さ200m幅10m程崩れています。先端が見えませんのでもっと上部から崩れているかもしれません。
 さて、当初の計画であれば、右に進むのが正解ですが、崩れた谷の右側の植林帯が急ではありますが登りやすそうなので予定を変更することにしました。地形図を見るとP1171に直登する尾根です。
 土石流の傷跡を左に見ながら植林帯を登りますが、なんと気味の悪いことでしょうか。今にも足元が崩れていきそうで、思わず体が自然に離れて行きました。
 標高差を50m程登ると土石流跡は左の尾根の方向に向きを変え離れていきました。登る目の先には細い谷が右上方に向かっており、その谷を登ることにします。

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「土石流で流された谷」 「細い谷を登ります」

 その細い谷は急なので右の尾根にも左の尾根にも取り付きにくかったのですが、我慢して暫く登っていると谷と尾根の高さが和らいできたので左の尾根に取り付くことがが出来ました。
 尾根はやっぱり歩きやすい!土石流の分岐から登ること30分で尾根に到着です。

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「急な尾根に乗り登り続ける」 「尾根に到着!」

 植松方面に70m程進むとP1171に到着です。尾根の上は風が吹き抜けてとても気持ちが良いです
 更に西に少し進むと正面の視界が開けて左奥に植松山、右前方にヒルガタワが見えました。
 時刻は丁度11時30分、ヒルガタワで昼食を取ることにします。
 風は心地よく爽やかですが、OAPさんは寒いと言ってウィンドウブレーカーを羽織っています。

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「ヒルガタワに到着」 「南方向の山々」

 宍粟の山並みを見ながら30分程休憩して植松山に向かいます。振り返るとヒルガタワがとても綺麗に見えました。
 「昔は笹を掻き分けたコースも、植松山から荒尾山の縦走コースができて様変わりしてしまった」とOAPさんが言っています。
 ヒルガタワから歩きやすくなった尾根を20分歩いて植松山に12時20分に到着。ここからの景色は随一です。

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「ヒルガタワを振り返る」

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「植松山に向けて出発」 「植松山に到着」

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「植松山から」

 景色を少し楽しんで下山にかかります。下山は今日朝歩いた林道目がけて一気に尾根を下ります。
 植松山の東の斜面はアセビが結構茂っているのでいったん北に回り込みます。回り込んでアセビ帯を抜けると植林帯に入ります。ここに入れば後は一気に下るだけですが、斜面が結構広いので一歩間違えると違った尾根に乗ってしまいますので注意が必要です。
 GPSでルートを確認しながら順調に下り、13時25分林道に到着。そこはゲートからわずか300m程の地点でした。

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「ヒルガタワ下部の崩落始点」 「アセビ帯を脱出」

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「植林帯の尾根を下山」 「林道に到着」

 一度登った山でもルートを変えればとても楽しむことが出来ることをOAPさんに教えていただいた一日でした。
 今日歩いたトラックです。

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