出発の朝、白馬村にて

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レポート内容 2010年8月5日(木)
天    候 晴れ
同  行  者 由李子

 2010年の夏山は、由李子が足を踏み入れたことのない山域の中から黒部五郎岳に行くことにしました。
 計画は、
  第1日目  新穂高温泉 〜 鏡平山荘(素泊)      歩行時間5時間15分
  第2日目  鏡平山荘 〜 黒部五郎小屋(テント)    歩行時間6時間30分
  第3日目  黒部五郎岳ピストン 〜 双六小屋(テント) 歩行時間8時間50分
  最終日   双六小屋 〜 新穂高温泉           歩行時間5時間45分
です。(休憩含まず)
 前日は、信州大学こまくさ寮に由李子を迎えに行った後、白馬の定宿の久保田荘に宿泊し美味しい夕食でエネルギーを補給して朝7時に新穂高温泉に向けて出発です。
 聞くところによると、後立山連峰はここのところガスを被って下界からは頂上が見えず、また頂上は牛乳の中の状況だったそうです。が、今日の朝、久保田荘の前の田圃から見る後立山連峰はとても美しく見えました。
 新穂高温泉の無料駐車場には9時50分に到着。しかし、駐車場は平日というのに一杯です。おそらくロープウェー利用の日帰り観光客と思われますが、スペースが全く空いていません。どうしようかと迷っていると1台の車が出ていき駐車場所を確保することが出来ました。やはり利用するのであれば今の時期は深夜に到着しなければなりません。
 準備を整えて10時12分に駐車場を出発です。まずは、バスターミナルにある岐阜県警高山警察署の新穂高登山指導センターに登山届を提出しました。
 由李子がトイレに行っているのを待っている間、暑くてあつくてたまらず、我慢できずビールを買って飲んでしまいました。しかしこの一本が元気の源です。(いつものOAPさんの行動)
 新穂高温泉の橋を10時33分に通過、まずはわさび平小屋を目指して左俣谷の林道を歩きます。歩行時間は1時間15分です。
 日差しが強く暑い中、林道を延々と歩きますが、今日は異常に暑く感じました。途中の風穴では思わず二人とも「涼しい〜」を連発、沢の水がとても澄んでいて綺麗です。(私の故郷宍粟市の黒尾山の麓の河原山川も同じように綺麗です)

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「左俣谷の林道を歩く」 「途中風穴で涼む」

 バスターミナルから1時間10分で笠新道登山口に到着、ここの水場で顔を洗ってさっぱりしました。そこから10分でわさび平小屋に到着。ここで昼食休憩をした後12時37分に鏡平山荘を目指して出発、所要時間は3時間30分です。
 林道を20分程歩くと秩父沢出合いに到着、沢の音が響いている中、沢の右岸を登って行きます。ここからが本番の登山です。
 秩父沢沿いの登山道は岩の登山道で白い大きな石が太陽の光を反射しています。とても気温が上がっているようで、ザックに取り付けたプロトレックは34.4度を表示しています!
 出合から登ること1時間で秩父沢に掛かる橋にやってきました。ここで一休み、秩父沢の水は冷たくてとても美味しいく、またとても涼しくなりました。
 少し休憩をして再び登り始めます。
 秩父沢を渡ると徐々に登りがきつくなり登るペースも落ちてきます。一歩いっぽ前に進み秩父沢の橋から45分で「イタドリヶ原」を通過し、更につづら折れの登山道を30分ちょっと登ってシシウドガ原に到着、時刻は15時40分です。ここにはベンチがありますので少し休憩します。
 雪渓で水を補給しようと足を向けると、小学生の男の子を連れた男性が「ホースを持っていきませんか?」と声を掛けてくれました。みると20cm位のよく売っているゴムホースを出してくれました。「水の出が少ないんですよ」と教えてくれました。ありがたく拝借して行ってみると確かに水の出が少なくラーケンの口の大きさでは石が邪魔して水が入りそうもありません。ホースを使うとあっという間に満杯になりとてもよい考えだと思いました。
 登ってきた秩父沢を俯瞰しながら凍らせたミックス缶詰を食べて体をクールダウンし、15分ほど休憩して鏡平山荘を目指して出発です。

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「秩父沢出合」 「シシウドガ原から秩父沢を俯瞰する」

 きつい登りはここで終わり、ここからは尾根をトラバースするようにダケカンバやナナカマドの樹林帯を登って行きます。
 しばらく進むと右手の方向に視界が開けました。目をやると西穂高岳までガスが被っていて残念ながら良くは見えません。
 緩やかな登山道を登っていると右側が広場のようになっている場所に到着。見ると「熊の踊り場」と書いてあります。熊牧場の熊をここに連れて来て是非とも踊らせてみたいものです。
 更に登り登山道がフラットになったかと思うと右に出てきたちょっとした斜面を登って行きます。鏡池はもうすぐです。
 最後の登りを登りきると木道になり、しばらく歩くと鏡池に到着です。さて池に写る逆さ槍を見ることはできるでしょうか?
 池まで進んで東を見ますが残念ながらガスで全く見えません・・・ 頭が隠れているという状況ではなくてガスですっぽりと覆われています。残念ですが仕方がありません。

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「尾根を東に向かってトラバースする」 「鏡池に到着したけれど・・・」

 明日の朝に期待して山荘に向かいます。
 山荘はほんの50mほどの木道を進んだところにあり、新穂高温泉から6時間15分かけてようやく鏡平山荘に到着、山荘の前のテラスでは沢山の人が寛いでいます。
 ここにはテン場がないので素泊まりとします。料金は一人5,800円です。
 今日はそこそこの人出のようでしたが、一人一枚の布団を確保することができて一安心です。
 この後おいしい生ビールを飲んだり自炊の夕食など由李子と楽しいひと時を過ごしました。

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「鏡平山荘に到着」 「山荘の前のテラスで・・・」

 夏山の第1日目が無事終わりました。明日は双六岳、三俣蓮華岳を経由して黒部五郎小屋までの道のりを歩きます。所要時間は6時間30分(休憩含まず)です。

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