弓折岳の稜線にて

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レポート内容 2010年8月8日(日)
天    候 曇り
同  行  者 由李子

 いよいよ最終日となりました。今日は新穂高温泉に下山するだけです。所要時間は6時間15分です。
 昨日、低山徘徊派の携帯伝言板を見ると、昨日からたらちゃん(JO3WCY)が折立から薬師方面に登っているらしい。そこで、弓折の分岐を過ぎてしまうと笠ヶ岳から双六小屋への稜線に隠れてしまうので、それまでに交信する必要があります。そこで、弓折の分岐の上の稜線が最後の交信場所と思い、昨夜掲示板に朝7時30分にコールする旨書き込みました。
 無線の時間に合わせるため出発を6時とします。由李子はゆっくりと寝かせておいて朝5時に起床し撤収開始です。
 ある程度撤収を済ませ、由李子を起こして軽い朝食を食べさせながら順調に撤収完了し、6時20分に出発です。天気は今ひとつ、予報では午後から雨が降るそうです。

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「撤収の合間に・・・」 「いいよ北アルプスとお別れ」

 弓折分岐までのコースタイムは1時間20分なので、これまでの歩きで行くと10分ほど時間短縮できそうなので、予定の時刻にたらちゃんを呼ぶことができそうです。
 一度歩いた道を戻るのは気分的に楽なのでペースが安定します。弓折分岐まではちょっとしたアップダウンがありますが、ザックも軽くなっているので全く辛くはありません。
 双六小屋からしばらくは尾根の西側を歩くので槍穂高連峰は見えませんが、小屋から20分歩くと稜線に出て東を見れば槍穂高連峰が見えました。空は曇っており太陽が出ていないので、見えにくい逆光の槍穂高ではなく落ち着いた槍穂高を見ることができました。しかし、この後稜線を歩いていると西鎌尾根にガスが湧いてきて滝雲になってきました。このまま時間が経てば槍はガスに包まれてしまうでしょう。

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「西鎌尾根に滝雲が・・・」

 稜線上の雪渓に来た時、お花畑を眺めていると綺麗なクロユリを見つけました。2日前には全く気が付きませんでしたが、大ぶりで形の良いクロユリです。(トップの写真)
 順調に歩いて弓折分岐上の尾根に到着。時刻は7時20分です。これが最後の無線です。八木アンテナを組み立てて28分位か薬師方面向けてたらちゃん(JO3WCY)をコールします。が、返事がありません・・・ 何度も何度も呼びますが・・・ 35分まで呼びましたが応答なし。残念ですが撤収です。
 さて、先を急ぎましょう。尾根からは眼下に鏡平山荘が見えています。順調に下って8時に山荘に到着です。ここで朝食を取ることにします。まず私はビール、由李子はかき氷です。

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「鏡平山荘に戻ってきました」 「カキ氷がちゅめたい!!」

 
 鏡平山荘から新穂高温泉までの所要時間は3時間15分ですので、12時ごろに下山できるでしょう。
 40分ほどゆっくりと休憩していよいよ最後の下りです。時刻は8時47分です。
 鏡池に立ち寄ってみるとやはり西鎌尾根に発生したガスが大きく成長して槍をすっぽりと覆ってしまっています。また、来年ですね。
 ここからの下山については特に記載する必要はありませんが、下山途中、足を痛めていいるらしくダブルストックに全体重をかけて腕を震わせながら必死に下山している中年の人がいました。幸い若い男性が一緒でしたので大丈夫かと思いましたが、とりあえず湿布薬を1袋差し上げました。やはり何があるかわかりませんから救急用品は必携ですね。
 順調に下山して10時37分秩父沢出合に到着、この後林道を暫く歩いてわさび平小屋に到着。ビールとジュースで一息つきます。
 さあ、新穂高温泉向けて最後の歩き、所要時間は1時間です。しかし、ここからの歩きが今回一番つらい歩きになりました。というのも、コンクリート舗装やアスファルト舗装が足に響いて足の裏がとても痛くなってしまいました。
 そんな林道歩きを1時間歩いて12時10分新穂高温泉に到着です。

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「秩父沢出合が見えた」 「出合を通過」

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「風穴で一涼み」 「新穂高温泉に到着」

 2010年の由李子との夏山が無事終わりました。今回の静かな黒部五郎を由李子はとても喜んでくれました。来年は雲ノ平、高天原方面に行こうと思っています。

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