鳥取県若桜町 大ボウシから

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山 行 日 程 2010年8月21日(土)
天   候 晴れのち曇り
同 行 者 やまあそさん、OAPさん

 今日は、やまあそさん、OAPさんと大ボウシに行ってきました。というのも、先週OAPさんたちが大ボウシに行かれたのですが、仕事で行けなかったのでやまあそさんを誘って今回行くことにしました。
 ただ、大ボウシだけではもったいないので、波佐利山を経由して大ボウシに登ることにして、OAPさんに声を掛けたら参加されることになりました。
 先週のOAPさんたちのコースは、波佐利川に沿って伸びる林道の途中から大ボウシの稜線に向かって取りついて大ボウシに登られました。今回は、波佐利川の林道を終点まで詰めて波佐利川に沿って登り、途中で東側の支尾根に取りついて兵庫県と鳥取県の県境尾根に乗り波佐利山に登ります。その後大ボウシを経由して大野の集落に下山する予定です。
 兵庫県と鳥取県の県境尾根はチシマザサの激藪があることで有名で、戸倉峠から三室山までの縦走をしている人は少ないようです。OAPさんと私は、08年4月の残雪の時に縦走しましたが、雪から突き出たササは相当なものでした。さて、今回はどうでしょうか?
 今回縦走ですので、下山地の大野集落の神社に私の車をデポしておきます。
 波佐利林道を終点まで詰めると3台ほど止められるスペースがあり、そこに駐車して準備を整えて9時30分に出発。波佐利川に沿って古い踏み跡が続いていますので辿れるところまで辿ることとします。沢沿いはマイナスイオンが一杯でとても爽やかです。沢沿いの岩は苔むしていてまるで「もののけ姫」の世界のようです。

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「駐車地から出発」 「もののけ姫の世界のような谷」

 沢に沿ってしばらく踏み跡を歩いていると石積みがされているところがあり、その幅は1.5m程あります。最初は古い作業道かと思っていたのですが、沢を登って行くと結構長くてしっかりと残っているところがあります。きっとこれは昔、木を切り出した時の木馬道ではないかという意見で3人一致しました。この木馬道は今回の山登りをグンと楽にさせてくれたのでした。

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「しっかりと残っている木馬道」 「大きな栃の木」

 沢を登り徐々に高度を稼ぎますので、やまあそさんは何だかつまらなそうです。
 延々と続く木馬道を歩いていると大きな切り株がありました。とても大きい杉か檜の切り株です。父親が営林署勤めだったので古い写真で大人の身長以上の幹の木を切った写真を見たことがありますが、実際にこんなに大きな切り株を私は見たことが有りません。
 この波佐利川の谷を詰め切ってしまうと、波佐利山の西にある最低鞍部に出てしまいますので途中で左の県境尾根に向かって登らないといけません。
 登り始めてから谷が狭くなってきました。これ以上進むと斜面が更に急になってしまうのでそろそろ潮時と考えて左の尾根に取りつくことにしました。登りはじめて30分が経過しています。

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「大きな切り株」 「斜面に取り付く」

 斜面に取り付いたものの結構急な登りできつい!OAPさんは「きつい!きつい!アキレス腱が切れそうや!」と言いながらもどんどん登って行きます。
 支尾根の標高が1000mに近づくと立ち枯れしたササが現れるとともにブナも出てきました。が、依然として尾根は急な登りです。
 斜面に取りついて30分程急な支尾根を登り標高1050mに来た時、支尾根が平坦な場所に出ました。が、その先は壁の様な尾根になっています。見れば鹿が西の方向にトラバースしています。そちらに一旦逃げて再び尾根に取りつき急な尾根を登ります。
 支尾根には立ち枯れしたササだけで順調に登って10時50分に県境尾根に出ました。尾根に出て左右を見ればササはなく鹿が良く踏んでいて登山道の様にしっかりとしています。ここから波佐利山まではわずか550m程です。

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「立ち枯れしたササとぶながでてきた」 「県境尾根に到着」

 尾根にはササが全くないので歩きやすくペースも上がってきました。なんと気持のよい尾根歩きでしょうか。
 稜線に出てから15分で波佐利山頂上に到着。時刻は11時5分。頂上にはだれもいません。
 少し早いですがここで昼食を取って休憩とします。爽やかな風が吹き抜けてとても涼しく、私のプロトレックによる気温は22度、やまあそさんは寒いと言ってウィンドウブレーカを羽織っています。

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「ササが全く無い尾根歩き」 「波佐利山に到着」

 45分程休憩して大ボウシに向けて出発です。といっても、地図をよおく見れば結構遠く、波佐利山から大ボウシまでの稜線距離は3500mです。(遠ぉ!)
 まず県境尾根を西に少し向かうと波佐利川の谷を詰めた最低鞍部に到着。ここを南に下れば赤西渓谷です。(ここからの下山ルートは09年6月27日の波佐利山のレポートをご覧ください。)
 北の谷を見下ろせば結構急な斜面です。やはり途中から支尾根に取りついて県境尾根に出たのは正解でした。
 最低鞍部から登り返して最初のピークが大ボウシへの分岐となります。ここを右に折れて北に向かいます。

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「波佐利山西の最低鞍部」 「大ボウシへの分岐」

 ここからのルートは、「山登りを楽しもう!」のmk、kokoさんご夫妻が09年6月に波佐利山林道から波佐利山に登った後大ボウシまでを往復されており、ルートとしては大きな問題は無いことが確認されているので安心です。ただ、ポイント1090への登りでちょっとササ薮があるらしい・・・
 北に延びる尾根も鹿が良く踏んでいて全く問題ありません。コナラやぶなが豊富で太陽の光も届きません。そのため振り返って波佐利山を見たいのですが木々が邪魔をして見ることができません。

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「立派なぶなもあります」 「緑が映えています」

 大ボウシへの尾根はアップダウンが少々ありますが高低差は少なくとても素晴らしい尾根で、とても気持ちよく歩くことができます。順調に歩いているとササが少し厚くなってきました。しかし、ササも枯れていて薮というほどでは有りません。そうこうするうちポイント1090に到着です。時刻は12時40分。(波佐利山から約1時間)

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「尾根は明確で歩きやすい」 「ポイント1090(ササが枯れている)」

 ササが無いので歩きやすく県境尾根から1時間で先週OAPさんたちが登ってこられた尾根に到着、ここを左に進みます。
 ここからはOAPさんが歩かれているので案内していただきましたが、ここからの尾根もクヌギやコナラが豊富でとても良い尾根でした。
 順調に歩いて大ボウシ手前の急斜面を登り左に折れて13時26分台ボウシ頂上に到着です。
 頂上は緩やかでコナラに囲まれた林です。頂上から少し南に歩くと波佐利山から赤西山、三室山が良く見えました。(表紙の写真)

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「とても良い尾根が延々と続く」 「大ボウシ(1059m)に到着」

 これで本日の目標は達成。後は下るのみです。
 OAPさんによればここからの尾根も全く問題なくスイスイと歩けるといいます。ただ、最後の松林帯のところでザレた急な尾根の下りがあるとか・・・
 しかし、暫くはナラやコナラの林が延々と続く緩やかな尾根でとても素晴らしい尾根歩きを楽しむことが出来ました。途中左に開けたポイントがありその方向を見るとくらますがどっしりと見えました。

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「緩やかな尾根を下る」 「くらますが見えた」

 大ボウシから約1時間ほどでいよいよ急なザレた斜面に突入!私とOAPさんはスピードに乗ってどんどん下っていきますが、いつものようにやまあそさんは慎重です。というか、靴のそこがズルズルなので滑って仕方が無いようです。
 順調に下ると神様が祀ってある小屋に到着。中には鏡が置かれています。ここにはふもとの人も頻繁にお参りしているようで、ここから道が付いており、それを下っていくことにします。
 順調に下ってシシ除けのトタン柵を乗り越えてデポ地に到着です。時刻は14時40分

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「山の神様?」 「下山完了」

 先週参加できなかったのが幸いし、今日は波佐利山から大ボウシを縦走するという願っても無いルートを歩くことが出来てとても満足しました。
 今日の歩行距離9.6km、歩行時間4時間30分でした。今日歩いたトラックです。

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