鳥取県八頭町 伊呂宇山

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山 行 日 程 2010年9月26日(日)
天   候 晴れのち曇り
同 行 者 やまあそさん、MXFさん、OAPさん

 今日は、やまあそさんの計画に参加しました。山名は「伊呂宇山」です。やまあそさんは冗談で、「老人二人の慰労会や!」といっています。
 伊呂宇山は標高696.7mで、今日のルートは綾木峠から伊呂宇山へ向かいます。綾木峠は、八東町柿原と智頭町八河谷を結ぶ峠道で、その昔お伊勢さん参りに使われたそうで、この後氷ノ山越を通って兵庫県に入ったそうです。でもこの峠の標高は870m、ですからこの峠に登ってしまえば後は少々のアップダウンはありますが転げ落ちるように下るだけです。
 柿原の集落に入る手前の道路脇に駐車して準備を整えて9時40分に出発です。この駐車場所は、伊呂宇山から中部電力の送電線鉄塔巡視路を使って下山するポイントです。
 2車線の道路を30分ほど歩いていよいよ峠道に入ります。この峠道は中国自然歩道に指定されています。
 暫く歩いていると柿原の集落ですが、人が住んでいる気配がしません。やまあそさん曰く、集落の中央に集会所として使われている古民家が一軒ありますが、集落は廃村となっているそうです。

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「駐車地から出発」 「歴史の深さを思わせる石碑がありました」

 やまそさんはこの廃村をもう少し調査したいようですが、二人に気を使って先に進んでいます。
 集落に入ってから10分ほどで峠道になります。ここまではアスファルト道なのでここまで1台で進入していれば50分ほど短縮できたようです。まぁ、やまあそさんがホストなので良しとしましょう。
 沢沿いの峠道を登っていると石積みが沢山あります。私が思うのには、桑は根がとても張り崩れる心配は無いので石積みをする必要は有りません。ですから田圃だったと思います。私の田舎も、山裾にある石積みの場所は昔田圃でした。沢の水も豊富ですから美味しいお米が出来たことでしょう。

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「自然歩道の始まり」 「峠道には石積みが沢山」

 沢沿いの峠道は明確ですが、やはり大雨などで土砂が流出して荒れている場所もあります。
 沢の左岸右岸を何度か渡りながら沢沿いに登っていると沢が急に荒れてきて地形図上の点線を進むことが出来なくなってしまいました。そのポイントから左の尾根に自然歩道は向きを変えてトラバースしながら南の尾根に向かっています。
 檜の林の尾根に造られたつづら折れの自然歩道を登っていくと徐々に自然林が現れてとても良い雰囲気になってきた。

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「トラバースして尾根に向かう」 「とても良い雰囲気になってきた」

 中国自然歩道に入って1時間20分でようやく綾木峠に到着です。石仏を期待していましたが残念ながら有りませんでした。祠後も無いのでもともとなったのかどうかも不明です。
 この峠から東に向かえば鳴滝山に行けますが笹薮はどうでしょうか?
 峠から西に向かって10分、標高差を100m登ると二等三角点点名「八谷河」(971m)に11時55分に到着です。傍らには朽ち果て倒壊した作業小屋の残骸が残っています。
 少し早いですが、出発も早かったのでここで朝食をとることにします。また、今日はJO3WCYのコールサインのたらちゃんがに登っているので無線もしましょう! 

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「なかなか良い尾根だ」 「二等三角点点名「八河谷」に到着」

 50分ほどの休憩の後いよいよ伊呂宇山目指して下山開始です・・・?
 三角点からほんの少し西に進んで北に向かいます。が、このピークは少しこんもりしているので尾根が明確でないので注意が必要です。
 尾根は暫く急な下りとなりますが、150m程下れば西側に林道があります。それを利用してポイント903をトラバースします。でも、この林道かなり荒れていて雑木が結構生えています。でも、山側の林道の裾を鹿が良く歩いているので鹿道を利用します。途中西の方向を見れば、那岐山、滝山、爪ヶ城が良く見えています。

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「林道の山側を歩く」 「西方向に那岐山、滝山、爪ヶ城」

 林道は550mほどで終わり再び山に入ります。斜面をトラバース気味に登り尾根に乗りました。この尾根も自然林の良い尾根です。
 ところがここに来てアセビが出てきました。ちらほらでは無くて密集しています。3人はそのアセビに突っ込んで生きますが、左を見ればアセビを避けてトラバースできそう。私はそちらに進みましょう・・・
 アセビに悪戦苦闘している3人の声がどんどん後ろになり、アセビがなくなったところで尾根に復帰します。左の斜面は植林帯です。3人を待って合流し再び出発。
 植林帯と自然林の混合の緩やかな尾根を登ると再びアセビが尾根上に蔓延っています。そのアセビを避けながらピークに向かうと四等三角点点名「柿原」(900m)に到着です。

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「自然林の中々良い尾根」 「四等三角点点名「柿原」(900m)」

 三角点から80mほど不明瞭な広い尾根を下れば細長い緩やかな尾根に乗りました。その細い尾根を歩いていると右にディズニーの漫画に出てきそうな檜がありました。真ん中に大きな口があります。が、良く見るとその中には黄色いものが「ブーンブーン」、そうスズメバチが巣を作っているようです。3人は急いで先に行きましたが、私はちょっとだけ観察・・・でもうまく写真が取れないのであきらめて先に進みます。
 細い尾根が終わると緩やかな雰囲気の良い尾根に入りました。自然林が豊富で緑が綺麗です。一度鞍部に下りて登り返すとP732に到着です。
 天気は雨が少しぱらついて来ましたが酷くはならずすぐに止みました。少し下ったところの木の間から今日の目的地の伊呂宇山が少し見えました。

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「檜の口にはスズメバチが・・・」 「雰囲気の良い尾根を歩きます」

 P732から順調に20分ほど下ると中部電力の鉄塔巡視路に合流です。何とそこにはお地蔵さんが立っていました。花やお賽銭も有り、良くお参りされているようです。
 時刻は既に3時近くにっています。伊呂宇山を往復するとなれば下山時刻は4時を回ってしまうでしょう。でも、せっかく来たのですから行くほかはありません。送電線鉄塔から東を見るとガスを被った氷ノ山が見えました。
 鞍部から伊呂宇山頂上までは水平距離100m、標高差100mですからそんなに時間は掛かりません。皆時間が無いのがわかっていますからとっとと登っておよそ13分で伊呂宇山頂上、三頭三角点点名「岩淵」(696.7m)に到着です。
 頂上の展望は良いとはいえませんが、木々の間から鳥取市を流れる千代川が日本海に注いでいるのが霞んで見えています。 

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「鞍部にはお地蔵さんが」 「伊呂宇山に到着」

 さて、これで二人の慰労会も終了です。下山に取り掛かりましょう。
 下山は先ほどのお地蔵さんの鞍部まで戻って中国電力の送電線鉄塔巡視路を利用します。
 鞍部に戻ってからの下山ルートは右に植林帯、左に自然林の尾根をつづら折れに降りるなんとも良いルートでした。
 順調に下山して16時15分に駐車地に到着です。

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「巡視路を利用して下山」 「駐車地に下山」

 今日は峠まで登って目的の山に下山するという異色のコースでしたが、なかなか楽しむことが出来ました。
 今日歩いたトラックです。

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