宍粟市 天児屋山

若桜町 くらます

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山 行 日 程 2011年3月12日(土)
天   候 晴れ
同 行 者 mkさん、OAPさん

 OAPさんから「mkさんに空山からくらますまでの縦走に誘われたけど行かへんか?」と誘われ早速「行きます!」と返事しました。
 今日歩くコースは、宍粟市千種町の西河内から宍粟50名山である空山に登り尾根を北に辿って天児屋山へ、その後鳥取県側にある小通(こどれ)峠に下ります。そして、三室山の北に位置する高倉山に登って更にその北にあるくらますまで行き若桜町吉川に下山するという雄大な縦走計画です。
 早朝6時に山崎を出発し空山登山口までkokoさんに送ってもらいました。林道の雪は少なくスノーシューを履くほどでもないのでザックに括り着けます。準備を整えて丁度7時に出発です。
 暫く歩くと林道には鹿避けのゲートがありそれを通過してほんの3分ほどで空山登山口に到着です。
 最後尾で植林帯を歩いていると、「TQF、お前空山に登るんやろ?ワシら二人はもう登っているので行かないからお前先に一人で行ってこい」との冷たい言葉。空山は今回のルートでは、尾根に乗ると以降辿る方向とはの逆の南方向に300mほど行かなければなりません。
 従順な私はペースを上げて登ることになりました。後からは「ゆっくりでいいぞ!無理しないでいいから。尾根に出たら先に北に向かうけど多分お前のことだから追いつく。」だって。今日の3人のうちもっとも健脚でない私が追いつくはずがない・・・
 雪の上には古いトレースが残っています。初めて登る私はコースが判っていないのでトレースと宍粟50名山では珍しく少ないピンクのテープを頼りに登って行きます。

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「宍粟50名山 空山登山口」 「植林の中を登ります」

 歩き始めて45分で尾根に到着、ここから右に折れて南に向かいます。昨日降った新雪が30cmほど積もった尾根を歩きますが少しアップダウンもあり速足にはちょっと堪えます。
 右に折れて7分ほどで空山に到着です。頂上には後山に設置してある平成の大馬鹿門と対になる門柱が建っています。
 空山の回りは切り開かれてはいるものの景色はいまいち、檜の木の間から後山が見えています。

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「尾根の手前に標識」 「空山に到着」

 空山に来ない二人は今何処でしょうか?還暦を越えているのにもかかわらず私よりも健脚な二人、きっと結構進んでいるのに違いありません。ゆっくりしている場合ではありません、先を急ぎましょう。
 空山に向かって南に転換方向した所まで戻ると踏後が大きく残っています。どうも二人はスノーシューを履いたようです。そんなに積雪はないので追いつくためにこのまま追いかけます。
 ところが歩けども歩けども追いつきません。そのうち話し声が聞こえるようになりました。が、なかなか姿が見えません。必死になって歩いていると後姿が見えました。でも、なかなか追いつきません。ようやく追いついたときには空山から30分も掛かっていました。それも、景色を楽しんで立ち止まっているから追いつけたたものの、歩き続けられていたらいつ追いつくことができたのか恐ろしい・・・
 暫く檜の枝を掻い潜り、うるさい柴の生えている尾根を歩いているとひょっこりと視界が開けた場所にやってきました。見れば三室山から植松山まで一望です。2週間前にやまあそさんと歩いた尾根がはっきりと見えています。

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「三室山から植松山が一望。2週間前にやまあそさんと歩いたカンカケ越まではっきり見える」

 雄大な景色を楽しんでいよいよ天児屋山に向かうターニングポイントのP1081への登りです。
 地形図を見れば左に巻いても良さそうですが、経験から巻くのは結構失敗が多いのでPを通過することにして登りました。
 Pを左に折れると正面には天児屋山の手前にあるP1099がどっしりと聳えていました。
 天児屋山に登るにはこのP1099を越えなければなりません。しかも、このピークを越えた後200m下って再び天児屋山に向かって250m登るのです。何というアップダウン。でも、昔やまあそさんは、ちくさスキー場から天児屋山に登った時に大通峠まで下って再び千種スキー場まで戻ったとか。絶対ありえな〜い!
 下るのは楽チン、でも登るのは大変!。北を見れば東から見ればたおやかなくらますが角度が変わってきりっとした三角形の尖った容姿を見せています。積雪の時でしか見れない雄姿だと思いました。
 景色を楽しみながらP1081から30分掛けてP1099に到着。Pを越えると天児屋山が正面に見えました。

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「P1099への雪原を行く」 「P1099を少し過ぎると正面に天児屋山」

 天児屋山にはここから100m下って250mの登り返しです。「TQF行けよ!」の声に応えてトップを切って下ります。下りは良い良い登りは怖い・・・
 日が高くなってきたきたので今までフカフカだった新雪も少し湿って重たくなってきています。登りになり、乾いた雪の場所を歩こうとて左の林の方向にかうと「何でそんな所に行くんじゃい!」とOAPさん、「雪が軽くなるかなっと思って・・・」と結局一面雪の斜面を登ることになりました。
 ゼーゼーいいながら雪の斜面を登ること30分で天小屋山に到着です。時刻は10時50分です。
 天児屋山から南を見れば後山連山が一望です。でも今日は霞んでいて青空がありません・・・

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「快調に下る」 「天児屋山で後山をバックに」

 風も出てきて寒くなってきました。時刻は11時ですが、朝も早かったので天児屋山の北斜面で風を避けて30分ほどの昼食休憩をして出発です。
 ここから小通峠までの尾根を下るのは初めてですが、登りが全くないくだりの尾根です。ここに来て雪の質がすっかり変わりました。粘っこいというかなんと言うか。フカフカの新雪が絹ごし豆腐なら、この雪はゴマ豆腐のような感じで、足が重く歩きにくい。
 暫く林の中を下ると正面に高倉山とくらますが大きく見えました。今まであんなに小さかった山がこんなに大きく見えるなんて結構歩きました。

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「天児屋山北斜面の尾根を下る」 「くらますから三室山まで良く見える」

 歩きやすい尾根を順調に下って12時丁度に小通峠に到着です。旧道のお地蔵さんも雪の中に埋まっていて見えませんでした。
 さて、最後のステージです。これから高倉山に登りくらますまで行きます。
 このルート08年10月12日にOAPさんとやまあそさんと3人で薮漕覚悟で登りましたが、そのときに比べれば積雪なので楽チンでしょう。
 高倉山までの急な登りも、前回は高倉山頂上まで刈ってあった笹で滑って滑って登りにくかったのに比べ何と登りやすいことか!前回45分ほど掛かったのがなんと30分ほどで登ってしまいました。

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「小通(こどれ)峠に到着」
(OAPさんの指す方向にお地蔵さん)
「高倉山頂上に到着」
(後のピークはくらます)

 高倉山からくらますまでの尾根は素晴らしいの一言に尽きました。雪が無ければ身の丈をも越すぶ厚いチシマザサの激薮の尾根がこんなに素晴らしい尾根になるとは雪の力は素晴らしい。
 延々と続くブナを見ながら快調に進みます。
 P1144に到着すると最後の目的のくらますが正面に大きく見えました。空山から歩いて初めてくらますが見えたときのくらますの大きさに比べると何と大きなことでしょう。

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「雪の時期のこの尾根は屈指の尾根です」 「P1144から見るくらます」

 P1144から一旦下って登り返しますと尾根が緩やかになってきます。穏やかになって少し進むと吉川の集落から林道を使って登る通常のルートと合流です。
 そのポイントに到着すると新しい踏後があります。それも結構な人数で踏んでいるのでしっかりと締まっています。何と歩きやすいことか!今まで掛かっていた足の負担がぐっと減りました。でも、「楽やけど人の踏んだ後を歩くのは残念・・・」とOAPさん。でも、この後誰も歩かない尾根を歩おて下山するんだからいいじゃないですか。
 登りの途中西側に視界が開ける場所にやってきました。ここから見る西の山々はいつ見ても綺麗です。

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「西の山々が美しい」

 ビューポイントから登ること7分でくらます頂上に到着、時刻は13時50分です。
 頂上には団体さんのザックが多数置かれていますが一人もいません。きっと北にある雪原にいるのでしょう。
 くらますから360度の山々を楽しみ、北の雪原に向かいます。
 途中団体さんとすれ違いました。皆さん私たちのHPを見てくださっているとのこと嬉しい限りです。
 雪原からはくらますの頂上からは見えない扇ノ山から氷ノ山が良く見えました。

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「くらますに到着」 「赤谷山から三室山の分水嶺」

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「正面に沖ノ山、右に東山(とうせん)」

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「氷ノ山が美しい」

 さて、いよいよ下山です。通常ならば、先程の団体さんが登ってきたルートを下山するのが普通ですが、昨晩OAPさんの家でカシミールを見ていてふと思いついたルートがありました。まぁ冗談半分でしたが・・・
 三人で何処から下るかの談義になり、先程の団体さんの後に付いて下山するよりもそのルートで下ったほうが良いという話になりました。しかし、地図がありません。と思っていたら、「夕べTQFがカシミールで作ったそのルートGPSに入れてきとるぞ!」とOAPさん。さすが年の功。
 下山するルートは、くらますの北にある雪原から西にあるP978のポイントに伸びる尾根を下るルートです。地形図を見ればコンタが等間隔なので安定した下りのようです。P978からはあの牛舎めがけて一直線です。ただ途中にコンタがチョット狭い場所があることと、最後の下りが急なことだけです。
 尾根に乗って正解!何と良い尾根でしょうか!正面に東山(とうせん)を見ながら下っていきます。

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「正面に東山(とうせん)を見ながら」 「綺麗な斜面を下る」

 楽しく下ってきましたが、段々と積雪が少なくなりまた急になってきました。
 下山ポイントまで後標高50mの下りになると植林帯に入ってとても斜面がきつくなり、スノーシューを外した方が歩きやすくなったので手に持って下山です。
 急斜面をなんとかクリアして沢沿いに下ると畑に出て集落のメイン道路、牛舎の近くに下山。折りしも丁度グッドタイミングでkokoさんのお迎えの車が到着したところのようです。

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「急な植林帯を下る」 「kokoさんのグッドタイミングなお出迎え!」

 今回は縦走距離14kmと長丁場でしたが、殆どが初めて歩くルートでしたのでとても良い思い出になりました。
 それもこれもみんなkokoさんのおかげです。kokoさん有難うございました。
 今日歩いたトラックです。

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