扇ノ山

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山 行 日 程 2011年4月10日(日)
天   候 快晴
同 行 者 OAPさん

 今日はOAPさんと扇ノ山に登ってきました。
 この時期の扇ノ山に登るのは兵庫県温泉町の上山高原までの除雪がされてから登るのが通常ですが、まだ除雪されていないので、今回は鳥取県郡家町姫路から登ることにしました。
 早朝、山崎町を出発し一路国道29号線を北上します。扇ノ山の定番登山コースである姫路コース登山口に向かいますが、姫路の集落を過ぎて1kmのところからの分岐から先は当然のことながら除雪されていませんでした。
 林道入口のスペースに駐車し、準備を整えて7時55分に出発です。
 暫くは林道を歩きます。林道にはまだ雪が残っておりますが、雪融け水がアスファルトの上を走っています。
 駐車地から5分で今日のルートの取り付きポイントに到着です。
 OAPさんはスノーシューを履きますが、4月を過ぎており先日来の雨で雪も締まっているだろうと思い、私はスノーシューを持ってきませんでした。

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「林道入口に駐車」 「取り付き地点」

 取り付き地点よりも林道を先に行くと橋を渡ってしまいます。橋を渡ると尾根に取り付くには沢を渡らなければならないので橋の手前から取り付けばよいと考えていました。ところが、地形図では明確では無かったので判らなかったのですが、登る尾根は取り付きポイントの右側の谷の向こうであることに気が付きました。
 気が付いたものの、尾根に乗るのには谷をトラバースしなければなりません。しかし、この時期雪で覆われた谷はトラバースするのには危険な状態でした。しかもOAPさんはスノーシューをつけてのトラバースです。が、行かなければ今日のルートは歩けないので慎重にトラバースし、雪解け水の沢を渉り何とか尾根の北斜面に取り付くことが出来ました。
 植林帯の斜面を登ると尾根に乗りました。ちょっと急な尾根ですがとても良い尾根です。

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「危険なトラバースを何とかクリア」 「尾根はとても良い尾根です」

 尾根が穏やかになると檜の植林帯となりました。
 自然林の尾根は雪が良く締まっていたのですが、植林帯の中はしっかり締まっていないのでつぼ足の私は時々膝まで沈み込んでしまうこともありました。でも、スノーシューが無いと歩けないというほどではなかったのは幸いでした。
 林道から取り付いて約1時間で上山高原に伸びる林道に到着です。

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「穏やかな植林帯の尾根を辿る」 「林道に到着」

 林道を渡って尾根に取り付き扇ノ山を目指します。
 尾根に取り付いて5分ほど登ると雪に覆われていますが作業道が造られているようです。その作業道は尾根を横切り先へと続いています。地形図を見るとそんなに外れないと思い試しに作業道を辿ってみることにしました。
 作業道は歩きやすく尾根に沿って順調に高度を上げていきます。作業道を30分弱ほど歩くと何と尾根に出ました!

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「作業道を辿って」 「作業道は尾根まで続いていた」
(赤い線は尾根)

 作業道は尾根から外れさらに続いています。尾根がとても良い穏やかな自然林だったのでここからは尾根を辿ることにしました。
 ところが、良い尾根を暫く歩いていると右側に再び作業道が尾根の直ぐ側まで近づいてきました。しかも、ここに来て笹が現れてきたので再び作業道を辿ることにしました。しかし、作業道が谷に入ると雪は作業道を完全に塞いでいる所もあり危険なトラバースを強いられる場所もありました。

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「穏やかな良い尾根」 「再び作業道を辿る」

 作業道を20分ほど歩くと作業道終点に到着、再び尾根に取り付きます。
 作業道から急な支尾根を登るとそこは若いぶなが多いとても良い尾根でした。
 延々と続くぶなの林の尾根を楽しみながら歩き続けると徐々にぶなが少なくなり右の方向に視界が開けてきました。仏ノ尾、青が丸、氷ノ山が見えています。きっとデジカメでは写らないでしょう・・・

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「若いぶなの林が延々と続く」

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「一面雪の尾根を登る」

 ぶなが少なくなり一面雪の尾根を登りきると正面に小屋が見えてきました。出発から3時間で頂上に到着です。
 小屋の周りは雪が融けて地面が見えており、そこに立てば積雪は優に3mは超えています。そして、この冬の積雪の回数が雪の層になっています。
 小屋に入ってゆっくりと寛ぎます。

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「扇ノ山頂上に到着」 「積雪は3mを越えている」

 1時間のの休憩を終えて下山に取り掛かります。
 下山のコースですが、当初は登ってきた尾根を戻って途中から左に伸びる支尾根を下る予定でした。が、登っているときに谷を挟んだ南側の尾根がとても良さそうだったのでその尾根を辿ることにしました。
 登ってきた尾根を戻って姫路コースを辿ります。
 姫路コースを下っていると右側に延びる登ってきた尾根が綺麗に見えました。
 今日登っているとキツツキが木を突く音が頻繁に響いていったのですが、枯れたぶなに新しいその跡が残っていました。

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「左の姫路コースへ」 「キツツキの跡」

 尾根を辿りながら振り返ると今日登ってきた尾根が一望でき、その先には扇ノ山頂上の小屋が見えています。
 姫路コースを歩くのはこれが初めて、OAPさんが岩を指差しています。尾根の左に岩が伸びていてそれは「檜蔵」とよばれる名勝だそうです。檜蔵を通過すると姫路コースは植林の左の尾根に進みますが、私たちは左の尾根を辿ります。
  正規ルートから外れるとちょっと急な下りになりますがそれをクリアすると後は穏やかなぶなの尾根が続きとても気持ちよく歩けます。

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「姫路コースから右前方に登ってきた尾根を見る」 「正規ルートから外れても尾根はとても良い」

 小屋を出発してからぶなの尾根を辿り50分で林道に到着です。
 この後暫く林道を辿って林道が大きくUターンする手前から尾根に再び取り付き三等三角点点名「蘆谷」(1079m)を目指します。
 林道から尾根に取り付き20分で三角点に到着。当然のことながら三角点は雪の下です。ここまでくれば後は下り一辺倒の尾根を一直線に下るだけです。
 三角点を右に折れて下っていきますが、この尾根は結構細い尾根で雪が薄いところでは笹が出ています。
 下りながら右を見れば今日歩いた尾根が良く見えており、やはり歩いた尾根を見ながら下るのはとても気持ちが良くこの尾根を選択して正解でした。

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「林道に到着」 「三角点上に到着」

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「今日歩いたルートが一望!」

 しかし、この穏やかな尾根、下っても下っても標高が下がりません。おまけに段々と雪が薄くなってきましたので、スノーシューを履いているOAPさんは時に歩きにくそうにしています。でも、そんな尾根を下っていくのですが、途中開きかけたタムシバがあったり、マンサクを見ることが出来たり結構良い尾根でした。

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「雪の痩せ尾根」 「開きかけたタムシバ」

 今日の行程も終わりに近づいてきました。このルートを取ったときの懸念は最後の下りをどうするかでした。最後の下りが結構急なんです。
 どこか尾根から外れて下る斜面はないかと探しながら進んでいると丁度良い谷を見つけることが出来ました。つぼ足なら絶対に滑ることのない谷です。
 OAPさんもスノーシューを外して谷に突入です!
 つぼ足なので滑りはしませんが、OAPさんはコケています・・・
 安全な谷を下って林道に下山。この跡林道を10分歩いて駐車地に到着、時刻は14時40分でした。

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「谷に突入!」 「林道に到着」

 今回は標高差700m、歩行距離12.6km長丁場の山歩きでしたが、結構良い尾根で随分と楽しむことが出来ました。
 今日歩いたトラックです。

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