京丹後市久美浜町

法沢山

高龍寺ヶ岳

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山 行 日 程 2011年5月5日(木)
天   候 晴れ
同 行 者 やまあそさん

 今日はやまあそさんにお誘いいただき、兵庫県と京都府の県府境にある「法沢山」〜「高龍寺ヶ岳」まで縦走しました。
 このルートを歩かれたことがあるのは丹波のたぬきさんですが、「法沢山」〜「円城寺峠」、「円城寺峠」〜「高龍寺ヶ岳」に分割し2日で縦走されています。
 やまあそさんは遥か以前に「法沢山」に登られたそうですが、峠道を辿って「駒返峠」に向かっていたのにどこかでルートを間違えて仕方なく尾根に出られたそうです。でも、どうしても駒返峠に行きたくて、しかたなく尾根伝いにバックしたそうです。今回はそのリベンジも兼ねて駒返峠を経て一気に高龍寺ヶ岳まで縦走するというものです。
 今回のルートは、京都府久美浜町布袋野から駒返峠に登り、法沢山から高龍寺ヶ岳まで縦走し久美浜町市野々に下山するものです。そのため私の車を下山ポイントである市野々にデポしておきます。
 豊岡市に向かう府道706号線の退避所に駐車し、準備を整えて8時40分に駒返峠に向けて出発です。
 峠道をほどなく進んでいると切通し(今回の重要ポイント)があり、通過すると分岐に到着しました。右か左かと迷って時間をロスして右を選択し進みます。GPSを持っているものの、やまあそさんが自分の頭脳GPSの方が正確だと言ってどんどん進んでいきます。
 登って行くと再び分岐に到着、やまあそさんは記憶を辿って前回ここを左に行ったと思いだしここは明らかに右だと宣言しそちらに進んでいきます。ところが・・・
 なんと前回間違って進んだ行き止まりに再び到着。「あれ〜!前とおんなじとこや〜!どこで間違えたんやろ?」とやまそさん。前回は斜面を攀じって尾根に出たそうですが、今回はリベンジを掛けていますのでこのまま進むわけにはいきません。「戻って探そう!」と意見が一致し来た道を戻ります。

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「府道706号線から峠道に進む」 「行き止まりだ!同じ過ちを犯してしまった後姿」

 戻りながら左側の谷の向こうの斜面を見るとなんと古い峠道が有るではありませんか!「このまま谷を渡って峠道に乗ろう」と言うやまあそさんに、「間違えた場所を確認しておかないともう一度来ないといけなくなるから時間使うけど戻ろう!」と説得して戻ることにして、謎を解明することにしました。
 そして戻ってみるとそう先ほどの「切通し」の右法面が峠道の入り口だったのです。
 二人とも謎が解明されてスッキリした上、気持ち良い峠道に満足して高度を上げていきます。そして9時37分に駒返峠に到着です。兵庫県豊岡市側には石仏が弐対設置してありました。

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「切通しの右に峠道」 「駒返峠に到着」

 間違えた謎も解明できたし、いよいよ法沢山に向かって尾根を歩きます。
 前回やまあそさんが歩かれた時は笹を掻き分けて歩くほどだってそうですが、今は尾根上には枯れた笹がちらほら有るだけで快適とまでは行きませんが、歩くのに問題はありません。
 高度が上がってくると木々の間から左の景色がうっすらと見える様になりました。よく見れば「久美浜湾」が微かに見えています。
 高度が上がるにつれて足元に濃い緑の葉が現れてきました。「イワカガミ」です。見れば白とピンクが主流です。ある場所では足の踏み場もないほど密集しているところもありました。昨日は綺麗なイワウチワを見ることができ今日はイワカガミが見れてとても良い日です。しかも、ところどころにブナなどもありとても良い尾根です。北からの爽やかな風がとても気持ち良く快適に歩けます。
 穏やかに登っていた尾根が突然急な登りとなりました。いよいよ法沢山の直下のようです。やまあそさん曰く、法沢山の頂上は木々に囲まれ景色は無いそうで、かろうじて木々の間から高龍寺ヶ岳が見えるそうです。
 最後の急な登りを登りながら頂上を見るとなんだか開けているようです。そして10時40分、法沢山(三等三角点点名「法沢」643.54m)頂上に到着です。
 なんと周りは伐採されていてほぼ360度のパノラマとなっています。これにはやまあそさんもびっくり!先ほど見えた久美浜湾がよく見えています。また但馬の山々も一望です。

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「イワカガミ」 「法沢山頂上に到着」

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「但馬の山々」

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「久美浜湾が見えた」

 時刻は10時40分ですが、朝が早かったし、この先景色が良いところは高龍寺ヶ岳まで無いのでここで昼食を取ることにしました。景色の良い眺めを見ながらの食事はとてもいいものです。
 1時間ほどの休憩をして高龍寺ヶ岳に向かいます。まずはその途中にある「円城寺峠」を目指します。でも、法沢山から見る高龍寺ヶ岳は何と遠いのでしょうか!辿りつけるのかなぁ〜。
 法沢山までは南に向かっての歩きでしたが、これからは東に向かって歩きます。法沢山までは自然林でしたが、ここからは一部植林帯を歩きます。
 植林と自然林の尾根を軽快に歩いているとやまあそさんがしきりに南の方向を見ています。「床ノ尾が見たいなぁ・・・」と言っています。地形図を見るとP616を過ぎたところに穏やかな尾根が南に向かって伸びておりそこで見ることができればと考えて進んでいきます。
 前回やまあそさんが法沢山に登った時も「円城寺峠」を目指したそうですが、夏の暑さにバテたため円城寺峠に向かう途中、北側にある林道に向かって伸びる尾根を使ってエスケイプしたそうです。ところが、その分岐に来ると「布袋野下山口」と標識が木に取り付けられています。やまあそさんのレポートを見て作られたルートなのかどうか定かではありませんが、「とられたぁ・・・やまあそコースにしてくれ〜」と言っています。
 順調に歩き南に延びる穏やかな尾根にやってきました。どうも眺望はなさそうですが行ってみることにしました。が、やはり眺望はありませんでしたが、ここから但東町唐川に下山することも判り無駄ではありませんでした。
 戻って円城寺峠を目指します。法沢山から1時間30分歩くと峠に到着。ところが峠は尾根から急な斜面を下らなければならず、やまあそさんは「いややぁ〜」と言っています。が、私はとっとと下ります。

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「テープもなくとても良い自然林がいっぱいです」 「円城寺峠に到着」

 円城寺峠は広くて深い峠で、切通には石積みがされており石仏も設置してありました。その石仏は苔むしており年代を偲ばせますがいつ制作されたものかは読み取ることもできません。
 さぁ高龍寺ヶ岳を目指しましょう。ところが、峠に下るのは急な斜面は簡単ですが逆の登り返しがまた大変でした。でも尾根に乗ってしまえばあとは快適、しかもとても良い尾根が延々と続きます。
 尾根を歩いて南西の方向に向きを変えるポイントに来ると正面にピークが見えました。「あれが高龍寺ヶ岳?」と聞くと「そうだと思う」とやまあそさんが答えるので「なんだ、直ぐそこじゃん!」と応えて歩いていたら、徐々にそのピークの後ろからもう一つのピークが右に移動してきます。しかも結構遠い・・・。「やまあそさん、あの後ろが高龍寺ヶ岳なんと違うのん?」「そうや〜!めっちゃ遠いやん、聞きたくなかった・・・」だって。

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「苔むした石仏」 「手前のピークの後ろから高龍寺ヶ岳が姿を見せた」

 ここからの尾根も随分と沢山のイワカガミが有りました。法沢山の登りは花が沢山咲いていましたが、ここは標高が高いので殆どが蕾です。
 尾根がぐるっと回りこんで北の方向になるとにわかに先ほどのニセピークの登りになりました。しかも、ここにきて笹が少し密になたので登るのに邪魔だし、笹ダニはいるだろうし、しかも風がなくなり暑いしと今日一番の踏ん張りどころとなりました。
 急な登りをクリアすると後は穏やかな尾根となりました。しばらく歩くと但東町高龍寺からの正規登山ルートに合流です。ここまで来れば到着したのも同然、「頂上まで15分」の看板が有ります。
 昔、このルートを使って高龍寺ヶ岳に登りましたが、このポイントまでの登りが激登りで由李子がヒーヒー行っていたのを思い出しました。

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「ニセピークへの激登り」 「但東町高龍寺からの正規登山ルートに合流」

 頂上に向かうおよそ70mの登りをクリアすると高龍寺ヶ岳頂上に到着。時刻は14時28分。登り始めてから4時間20分、やまあそさんの予測の6時間よりも1時間40分も早く到着しました。駒返峠へのルートミスがなければ2時間早かったでしょう。
 頂上からは床ノ尾連山、そして久美浜湾もクッキリ、天気も良く最高の眺望です。

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「高龍寺ヶ岳頂上にて」 「床ノ尾連山」

 しばらく頂上で寛ぎ下山にかかります。
 前回来た時には気づきませんでしたが、但東町高龍寺へ向かう正規ルートの右に1本登山道がひっそりと佇んでいます。佇むと書いた理由は外の正規ルートに比べ影が薄く、殆どの人が気付かないと思ったからです。今日はここから下山します。
 最初は草付きの感じの良い道でしたが、下るうちに重機で作った道だと判りがっかり・・・
 15分ほど下ると林道に出ました。

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「久美浜町市野々への下山口」 「林道に出たけど右?左?どっち?」

 
 林道途中に出たのでここは右か左か?
 「左は轍が有るから左だ!」とやまあそさん。
 左に進むと徐々に登っているし、デポ地とは反対方向・・・
 「これは間違いや。反対に行こう。」とやまあそさん。
 5分歩くと林道は行き止まり。
 結局左方向が正解で、歩いていると「高龍寺ヶ岳へ近道」との標識が有ります。そちらの方向は私たちが今日歩いた県府境の方向で、それならば尾根に下山を示す標識を付けてくれていたら林道に降りたとき方向が明確だったのに・・・
 更に下ると林道が二手に分かれている場所にやってきました。杉が倒れているので立ち止まりましたが、もし杉が倒れていなければ左の方向に進んでいたことでしょう。で、立ち止まってどちらか検討していると標識を発見、右が正解と判明し右の方向に進みます。
 この後林道を歩いてデポ地に到着、時刻は16時3分です。

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「引き返して『おっかしいなぁ・・・』」 「デポ地に到着」

 今日は所要時間7時間27分、歩行距離16.35kmと、とても長丁場のルートでしたが、花ありブナあり歴史あり景色ありでとても良いルートを歩けてとても満足しました。やまあそさんに感謝です。
 今日歩いたトラックです。

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