鳥取県若桜町 遠見山

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山 行 日 程 2011年7月9日(土)
天   候 晴れ
同 行 者 やまあそさん

 以前からやまあそさんに誘っていただいていた鳥取県若桜町と八東町にある遠見山に登ってきました。
 1ヶ月ほど前から誘っていただいていたんですが、6月の第2週目からの「週末は雨」の法則に縛られて登ることができませんでしたでも、梅雨が明けたおかげでようやくその日がやってきました。
 宍粟市山崎町の道の駅で合流し29号線を北上し、戸倉峠を越えて若桜町に入り三倉の集落に向かいます。当初神社に駐車しようと考えていましたが駐車場がありません。駐車スペースを求めて集落の奥に進むと川沿いに待避所がありましたのでそこに駐車しました。
 準備を整えて8時52分に出発です。
 川に平行に伸びる尾根に取り付こうと取り付き場所を探して神社方面に歩きます。でも、せっかく来たので神社に立ち寄ることにしました。神社の名前は「若桜神社」で、若桜城(別名「鬼ヶ城」)主が代々尊信していたそうです。
 この神社は、後醍醐天皇が元弘3年 / 正慶2年(1333年)、名和長年ら名和一族を頼って隠岐島から脱出し京都へ還行の際、名和長年が参拝して鉾を奉納したという由緒ある神社で、後醍醐天皇、名和長年、平師盛、平盛継などのゆかりの品が保存されているそうです。

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「待避所に駐車して出発」 「若桜神社」

 さて、本来の目的に戻ります。と言いたいところですが、この神社に来るのに既に標高を40mほど上がっていています。やまあそさんはせっかく上がってきた150段ほどの石段を下って当初計画していた尾根に取り付いて登るのはどうも嫌なようです。というか、私も嫌です。
 トラバースできないかと神社に向かって左の方向に進んでいくと古い水路を発見。それを辿って当初の尾根にトラバースができそうです。トラバースのルートは杉の植林帯の中で全く問題ありませんでしたが、当初の尾根に辿り着くには急な支尾根を登らなければならずちょっとしたアルバイトになりました。
 急な支尾根の登りが終わると尾根は穏やかになりしばらく歩くと三等三角点に到着。そこには大きな八木アンテナが取り付けてある鉄塔が2本立っていました。
 一ヶ月ぶりの山。しかも梅雨が明けたところなので今日はとても暑く感じます。しかも汗がどんどん噴き出しますから水分を取らないといけません。一休みです。

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「当初の尾根に向けてちょっと一登り」 「四等三角点に到着」

 木陰で一息ついた後出発です。
 三角点からは穏やかな尾根となり少しずつ高度を上げていきます。尾根は立派な赤松が多く秋には松茸が生えそうな感じです。
 三角点から35分歩くと若桜町と八東町の境界のピークに到着です。そこには反射板があり、東を見れば木々の間から扇ノ山を見ることができました。

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「穏やかな尾根を歩く」 「反射板に到着」

 この反射板からは町界を辿って遠見山に向かいます。しかし、今日は本当に暑くやまあそさんもグロッキー気味・・・
 ところが、反射板から少し尾根を進むと何と自然林の雰囲気のとても良い場所が現れました。
 先ほどへなっていたやまあそさんが俄然元気を取り戻しました。本当に良いところで、しばらく気持ちの良い自然林の尾根が続きました。

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「とても良い自然林が一面に」

 自然林に覆われたピークを超えると残念ですが自然林は終わってしまいました。
 ピークを下って登り返して四等三角点に到着です。
 この後、遠見山までの尾根はとても穏やかで、難所といえば遠見山への最後の登りくらいです。穏やかな尾根は歩きやすく風が時々吹くので暑くはありません。プロトレックを見てみると27〜28度といったところです。 

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「四等三角点」 「穏やかな良い尾根」

 遠見山に近づくにつれて尾根上にはアセビが多くなってきました。そのアセビの尾根を辿るとにわかに尾根の傾斜が急になってきました。遠見山直下の登りです。
 アセビを掻き分けながら登りきると視界が開け遠見山、三等三角点点名「本谷」(805.9m)に到着です。北の斜面は植林帯、南側は自然林で覆われていて眺望はありません。時刻は11時37分、神社から2時間30分も掛かってしまいました。

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「アセビの尾根を登る」 「遠見山に到着」

 30分の休憩をして出発です。
 通常、遠見山への登山ルートは八東町鍛冶屋からのコースが一般的なようで、ピストンが主流だそうです。今回、私たちはこのまま町界尾根を南に辿って遠見峠に向かいます。
 頂上から北側は植林ですが、これから進む方向はちょっと藪っぽいのですがどんなもんでしょう?
 急な尾根を下っていくと藪もひどくなく結構順調に辿っていくことができました。尾根上から西を俯瞰すると八東町の茂谷の集落がすぐそこに見えました。
 遠見山から南に伸びる急な尾根を下りきると藪っぽさは全く無くなり結構良い雰囲気の尾根となりました。暗部から少し上り返すと左の斜面が伐採してあり、また新たに檜が植林されている所にやってきました。伐採地に少し足を踏み入れ振り返ると遠見山が大きく見えました。
 木を麓に降ろすためにヘリコプターを使ったそうで、この伐採地のどこかにヘリポートがあるのだとやまあそさんが言っていますが、どこにもそれらしき平坦な場所は見当たりませんでした。

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「出だしはちょっと藪っぽいが・・・」 「伐採地から遠見山」

 ここからP758に向けての登りが今日の最後の登りとなります。このピークを登りきれば後は下るだけです。
 暑さに喘ぎながら最後の斜面を登りきって穏やかなピークを歩いていると背を向けた新しい看板がぶら下がっています。回り込んで見てみるとこのピークの北側には「絶景ポイント」があるそうです。せっかくなので行ってみることにしました。
 看板から100mほど北東に歩くくと木々の向こうが明るくなりました。このピークの北側の斜面は一面伐採されていたようで、その伐採の先端に達すると視界が大きく開けて山々の眺望が目に飛び込んできました。
 絶景です。

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「P758の看板」 「西方向には中央に伊呂宇山」

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「東方向は左から扇ノ仙、青が丸、陣鉢山、氷ノ山」

 景色を堪能してふと下を見るとそこに平坦な場所がありおそらくそこがヘリポートだろうということになりました。さぁ先を急ぎましょう。
 さて遠見峠ですが、普通峠といえば鞍部を通過しているものです。が、地形図を見ますと遠見峠は鞍部を少し南に登り返したところになっています。本当に鞍部ではないのでしょうか?
 そう話しながら下っていくと鞍部に到着。でも右を見ても左を見ても峠道らしき踏み跡はありません。
 峠を求めて穏やかな登りをしばらく登ると尾根は道にぶつかりました。その整備された道は近畿自然歩道だそうです。
 尾根との合流点には新しい看板がぶら下げてあり、そこには「峠のお地蔵さん」と書かれています。
 近畿自然歩道に乗ってしばらく西に進むと朽ち果てた旧環境庁の標識の傍で岩に囲まれたにお地蔵さんがありました。

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「近畿自然歩道に合流」 「峠のお地蔵さん」

 やまあそさんがお地蔵さんを調べている間に地形図上の峠道を探しに歩いてみましたがそれらしき道は全くありませんでした。
 さて、いよいよ下山です。近畿自然歩道は整備されているので歩き易いようですが、山道を歩きなれている私には歩きずらい道です。
 地形図の峠道とは全く異なる尾根を辿る近畿自然歩道を下って林道に到着。そこには「小畑越登山口」と書いた標識がありました。
 しかし、ここから駐車地まで何と2.5kmものアスファルト林道の歩きが待っていました・・・
 アスファルトからの衝撃を受けながら14時45分駐車地に到着です。

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「小畑越登山口に到着」 「林道途中に咲いていたユキノシタ」

 今回は久しぶりの山歩きでしたが、歴史あり、ぶなあり、眺望あり、お地蔵さんありととても良い一日でした。
 今日歩いたトラックです。

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