三室山

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山 行 日 程 2012年3月3日(土)
天  候 曇り
同 行 者 単独

 先週やまあそさんと久しぶりの山に行きましたが、今日はテレマークスキーで長距離の縦走に行くことにしました。
 兵庫県で山スキーが出来る山は、単独では結構長距離になってしまいます。でも、スキーだからこそ下りのルートを考えれば長距離でも下山を早くすることが出来ます。
 昨年は戸倉峠から三の丸をピストンしました。今回は竹呂山から三室山を経由して大通峠まで縦走します。後は峠道をスキーで下るだけです。
 早朝6時に家を出発して三室高原の除雪完了ポイントに駐車して丁度8時に出発です。
 駐車地から宍粟50名山の竹呂山に正規ルートの谷コースでまず登ります。先日の雨で雪は随分と少なくなっているようですが、そのお陰でシールの喰いつきはとても良く順調に歩いて竹呂山登山口まで30分で到着しました。

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「駐車地から竹呂山に向かう」 「竹呂山登山口に到着(谷コース)」

 ここからのルートで登るのは初めてですが、2009年6月に植松山から竹呂山まで縦走したときに下山ルートとして使ったことがあります。しかし記憶が不十分でこの谷を上り詰めることが出来るかどうか判りません。
 暫く登っていると昨日来の雨で水が結構流れたようで植林帯では雪が全く無いところもありました。
 植林帯を抜けると正面が開けました。見上げると「下ショウ台」が聳えていました。

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「雨で雪がなくなっています!」 「正面に下ショウ台が目に入った」

 暫く登っていると雨で増水した為に小さい谷までも雪が無くなりスキーを履いて谷を渡るのが困難なケースが出てきました。本当にこの谷を詰められるのか不安が過ぎります。
 そう思いながら登っていると谷は狭まり、竹呂谷は大量の雪解け水で谷を登っていくことが無理になりました。取り付きが谷の左岸だったのですが正規ルートは右岸。でも谷を渡ることができません。右岸よりも急な左岸の谷をつづら折れに何とか登っていきます。登るので精一杯です。
 谷が雪で埋まっているところで一旦右岸に渡って登ったものの時間短縮するには谷を登り詰めるよりも左岸に戻って竹呂山を直に目指すほうが得策と考えて進路変更です。
 喘ぎながら登って登山口から1時間45分で尾根に出ました!
 これまでの登りが嘘のように楽チンになりました。尾根に出てほんの5分で竹呂山頂上に到着です。

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「やっと尾根に出る」 「竹呂山に到着」

 今日は大通峠までの縦走です。時刻は10時20分、ゆっくりとしている暇は有りません、これからの天気も気になります。さぁ出発です。
 竹呂山からコルまでテレマークで滑ろうと思いましたが、ビンディングが凍ってすべるための固定が出来ず諦めてボーゲンで下っていきます。下りながら正面を見ると綺麗な霧氷の下ショウ台が見えました。
 暫く植林帯の尾根を登っていると前方の視界が開けてブナや水ナラが立ち並ぶ雪原が目に飛び込んできました。

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「霧氷の木々の下ショウ台」 「雪原にブナや水ナラが立ち並ぶ」

 目の前のピークは1198の下ショウ台で、大きく回りこんでしまうためここはトラバースしながら高度を上げていきます。トラバースが終わりかける頃、これから歩くとても美しい霧氷の尾根を見ることが出来ました。
 左に視界が開けましたが天気が悪く景色は今ひとつですが、ちくさ高原スキー場が良く見えています。駒の尾山と後山ははガスっています。
 目の前の霧氷の林に登っていきますが、霧氷の美しさについつい立ち止まってしまうので中々前に進みません。目の前には霧氷のフルスクリーンです。

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「後山と駒の尾はガスっています」 「霧氷の尾根に登っていく」

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「思わず立ち止まって時が経つのを忘れてしまうほどだ」

 穏やかな尾ねんを登っていると中ショウ台にやってきました。中ショウ台には南からだと難無く登ることができますが、この時期は北側に下ることは不可能です。ですから東の斜面をトラバースします。スノーシューだとエッジの効きが弱いので不安定ですがスキーだとエッジが良く効くので安定しています。
 10分で中ショウ台をトラバースすると正面に三室山が見えてきました。宍粟50名山の正規ルートはすぐそこです。 

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「見た目よりも結構急なトラバース」 「正面に三室山が見えた」

 時刻は11時49分、何とか12時過ぎには頂上に到着しそうです。
 最後の登りを登りきると雪原が広がり正規ルートに合流。見覚えのある雪庇が目に入り暫く登ると三室山頂上に到着です。時刻は12時8分。登りから4時間でした。

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「正規ルートに合流」 「三室山頂上に到着」

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「頂上から登ってきた竹呂山方面を俯瞰する」

 登っているときは時折日差しが出たりもしていましたが、天気予報の通り徐々に曇ってきて冷たい風も吹いてきました。氷ノ山は残念ながらガスっていていて見えませんでした。
 頂上は吹きっさらしなので西側の斜面の風があたらないところで食事とします。今日も蓬莱のデラックス豚饅です!

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「寒いときはこれが一番!」 「後山と駒の尾方面はガスが取れていない」

 45分の昼食休憩をして最後のルートの大通峠へ向けて出発です。
 これまではシールをつけての登りでしたがいよいよ滑降です!。お湯で凍ったビンディングのストッパを溶かしてしっかりと固定してさぁスタートです。
 頂上直下はブナやミズナラが多く、間を縫って下っていきます。木々を抜けると一気に滑降あっという間に斜面を滑ってしまいました。

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「木々の中を振り返る」

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「木々を抜けて振り返る」

 下りながら南を見ると気温が低いので霧氷は溶けていなくて丁度鎖場のあたりはまだまだ綺麗でした。
 雪の無い時期ならチシマザサの大海原の中だけれどもこの時期だけ辿ることのできるルートを滑っていく。滑降時間はほんの数秒だけれども振り返れば頂上はずいぶんと遠くになってしまった。
 約1kmの滑走が終わるとP1145への登りとなります。山スキーで困るのは滑走後の登りです。ちょっとしたのぼりは苦になりませんがシールを貼るかはらないか悩みどころです。

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「随分と下って振り返ると頂上はガスの中だった」 「P1145への登り」

 P1145を過ぎて滑走してP1132への鞍部に到着して振り返ると随分と三室山が小さくなってしまいました。南を見れば植松山が見えています。
 ここまで来れば大通峠はすぐそこです。 

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「随分と下ってきて三室山が小さい」 「南には植松山だ」

 久しぶりの山スキーに名残を惜しみながら進みたいところですが、ここから大通峠までは下りでは無くアップダウンが続きます。ここでもシールを貼るかはらないか悩みますが我慢して進みます。
 ピークを越えるのは避けて自然林の北側の斜面をトラバースしますが、下手をしえ下ると大変なので心持登る気分でトラバースします。
 そして14時15分に大通峠に到着です。

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「大通峠手前の尾根を進む」 「大通峠に到着」

 これまでは少し下ったカーブミラーのあるところから急道を下っていましたが、今日は峠道を滑って下るだけです。
 大通峠を出発すると正面に三室山が聳えていました。
 順調に下るかと思いきや、午後になり緩んだ雪にスキーのすべりが悪く滑走というわけにはいきませんでした。
 順調に下って駐車地に15時30分に到着です。

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「峠から三室山」 「駐車地手前で雪解けにより板を脱ぐ」

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「今日歩いた尾根を一望」

 久しぶりの雪山はとても静かで心が和みました。
 今日辿ったルートです。

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