薬師岳

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山 行 日 程 2013年8月7日(水)〜12日(月)
天  候 晴れ(10日のみガス多し)
同 行 者 由李子

第4日目

 まだ暗いうちからテントを撤収する音で目が覚めましたが、今日の歩行はスゴ乗越小屋までの5時間ほどの行程なのでゆっくりとしました。
 辺りが明るくなったので外に出てみると辺り一面ガス。昨日の夕方の天気は何だったのでしょうか?
 とりあえず朝食を済ませてテントを撤収しているとパラパラと雨が降ってきました。急いで撤収を終えて6時30分に薬師峠を出発です。 酷くなるかと思った雨も止んで安心しました。
 薬師峠から薬師平までは沢に沿って登っていきます。所どころ岩が濡れているので滑らないようにて慎重に登ります。峠から45分ほどで薬師平に到着しましたがガスの中。晴れていれば鷲羽岳から北ノ俣岳までのパノラマが見れるはずでしたが、残念ながらガスで見ることは出来ませんでした。

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「沢沿いに登っていく」 「薬師平に到着するがガスの中」

 薬師平からザレた登山道を登っていきますが、目標物が見えないのであとどのくらいで着くのかがわからない状況でした。
 幅が広く何処でも歩けるような登山道を登って7時50分に薬師岳山荘に到着です。

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「登山道は広いがザレています」 「ガスに包まれた薬師岳山荘に到着」

 小屋の前からニセ薬師を見ますがガスで全く見えません。小屋に入って天気予報を確認しますと雨は降らないようですが芳しくない天気です。山の天気は変わりやすいので悪化するかもしれないので暫く様子を見ることにしました。
 1時間30分ほど待機しているとガスが薄くなってきましたので出発することにしました。時刻は9時20分。
 ガスを伴った風は冷たくとても寒く感じ、雨具を着ていて調度くらいでした。
 つづら折れの登山道を30分ほど登るとケルンに到着。厳冬期に大学生がここから南東に伸びる尾根に入ってしまい遭難した場所です。ケルンの中には木彫りの薬師像が納めてありました。

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「ガスが薄くなってニセ薬師もはっきりと見えたので出発」 「ケルンに到着」

 相変わらずガスの風が西から吹きつける中を薬師岳に向かいます。
 小屋を出た時は晴れそうだったガスも標高が上がるにつれて周りを包んでしまいました。
 小屋を出発して40分で薬師岳に到着。残念ながらガスの中、景色を見ることは叶いません。

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「西からの風を受けながら薬師だけを目指す」 「薬師岳に到着」

 ここからスゴ乗越までは2時間30分で、時刻はまだ10時なので天候が回復するのを待つことにしました。
 陽射しが出そうで出ない、空に青空がぽっかりと現れてはガスに包まれるといった状況で、天気が回復しそうな兆候はあったのですがその後ガスが晴れることは無く残念ですが出発することにしました。時刻は丁度12時。
 稜線を歩いていると右下に雪渓が見えカール形状となっています。金作谷カールです。見ればゆったりとしたカール形状となっていました。ガスが取れてきたので振り返るとなんとか薬師岳が見えました。

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「金作谷カールを俯瞰しながら歩く」 「薬師岳を振り返る」

 時々ガスが晴れそうになったときには稜線の右側には赤牛岳がガスの中にうっすらと見えたりもしました。
 そんな中、辺りがサーッと明るくなった一瞬、これから歩く稜線が見えてその先に北薬師岳が見えました。
 ここからは結構な岩の稜線で、歩きにくいところもありましたが、危険なところは無く薬師岳から50分で北薬師岳に到着です。ガスに覆われていたので周りの状況が分からず標識がないとピークだと分かり難い場所となっています。でも天気が良ければ眺望は良いのでしょう。

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「一瞬の晴れ間、稜線の先に北薬師岳が見えた」 「ちょっと細い所もあります」

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「ちょっと手を使いたい所もあります」 「ガスで眺望が得られなかった北薬師岳」

 時刻はまもなく13時なので先を急ぎます。
 北薬師岳からはスゴ乗越小屋まで殆ど下りのルートとなります。北薬師岳は2900m、小屋は2300m弱なので600mも下ることになります。でも薬師峠が2300m少しですから本日は600m登って600m下ることになります。
 標高が下がるにつれて岩稜帯は終わりザレた赤土の登山道となります。すると由李子が「お父さん、土は優しいねぇ〜」と言います。岩の上をずっと歩いていたので土に変わったとたん脚への衝撃がなくなりました。が、ザレているので滑りやすくその分脚に力が入って疲れます。
 北薬師岳からおよそ1時間で間山に到着です。昭文社の地図には「展望良い」と書いてありますが、残念ながらガスで何も見えませんでした。

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「北薬師岳からは暫くこんなルート」 「岩の登山道から脚に優しい登山道に」

 間山からは穏かな登山道を少し下ると森林限界より標高が下がり木々の中の登山道となります。
 そして雰囲気の良いシラビソの林の中をクネクネと歩いているとスゴ乗越小屋に到着です。
 時刻は2時30分、ちょっと心配になって直ぐにテン場に向かいます。テン場は狭く、また地面も余りよくないのにずいぶんと埋まってしまっています。2日間テント泊をしたので今日は小屋に素泊まりにすることにしました。
 小屋の布団は暖かく、少し溜まっていた疲れを癒すことができました。6日間という縦走を続けるには無理をしないで疲れを溜めないことが重要だと思いました。由李子もぐっすりと就寝・・・

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「シラビソの良い雰囲気の中を抜ける」 「スゴ乗越に到着」


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