天児屋山

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山 行 日 程 2014年6月15日(土)
天  候 曇り時々ポツリ
同 行 者 やまあそさん

 兵庫県と鳥取県の県境にある天児屋山は、無雪期はチシマザサに覆われて頂上にたつことが難しいとされていました。ところが笹が弱っていとも簡単に登れるとの情報を得て早速登ってみることにしました。
 峰越峠の四阿に駐車して準備を整えて出発、登山口の標識は「三国平」です。
 宍粟50名山に選定されて以来よく踏まれています。冬にしか見れなかったブナが沢山あります。

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「三国平登山口」 「よく踏まれたトレイル」

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「曇りがちな天気は森の美しさを増大させる」

 峰越峠から30分で若杉峠の分岐に到着し、右に進むとすぐに江波峠に到着です。
 石仏には「千種村西河内 施主 田中佐太郎 昭和八年八月建立」と彫られています。その文字を確かめようとしてやまあそさんが指を差すとハプニングが・・・

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「若杉峠の分岐に到着」 「江波峠に到着」

 ハプニングのお陰で石仏と10分ほど話をして三国平に向かうがほんの5分で到着、峰越峠から50分です。
 宍粟50名山の標識は何故か背中を向いており、われわれを歓迎していない様子、仕方なく天児屋山に向かいます。
 三国平からの県境尾根はそれまでとは違って笹がでてきました。最初のうちはチシマザサというのではなく背丈が腰ほどの細いもので全く支障はありませんでしたが、進むにつれて背丈も高くなり太さも増してきました。

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「三国平に到着するが標識にそっぽを向かれる」 「進むにつれて笹が厚くなる」

 笹が厚くなってきたものの歩行を邪魔するほどものではなく順調に進むことが出来てP1226の手前までやってきました。情景は違っていても積雪期には真っ白な丘になるところだとすぐにわかります。P1226に立って南の方向を見ると千種スキー場を見ることが出来ました。
 P1226を超えると北にくらますを見ることが出来ました。

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「積雪期は一面真っ白となるP1226」 「P1226を越えるとくらますが見えた」

 穏かな鞍部を過ぎるといよいよ天児屋山への最後の登りです。ここに来ると笹が再び元気を取り戻しています。
 その笹の中を漕ぎ1時間45分で天児屋山に到着です。
 無線でコールすると那岐山移動のIRCさん、DQKさんと繋がりました。あちらは花が一杯だそうでうらやましい限りです。

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「天児屋山への最後の登り」 「天児屋山に到着」

 30分弱の昼食休憩を終えて大通峠に向かいます。出発は丁度12時。
 天小屋山からの下りの笹薮に突入しますとこれまでの笹とは違ってとても分厚くしかもコシのある笹になり、進むのがとても困難になってきました。
 このての笹の中を進むと簡単に尾根から外れてしまいます。気が付いた時はすでに遅く尾根に戻るのが困難になることが多々あります。ですので、GPSを常に見ながら歩かないとなりません。
 天児屋山から下って鞍部に到着すると再び笹がなくなりました。この様子では後はもう笹は弱っていて簡単?そんなにうまくいくでしょうか・・・
 後日やまあそさんに教えていただいたのですが、この鞍部は昔峠道でありカナゴ乢という名前だそうです。 

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「手ごわい笹を漕いで進む」 「カナゴ乢では笹が無くなる」

 カナゴ乢を通過してP1199に登ります。尾根上は笹が生い茂っており鳥取県側は杉の植林となっています。暫くすぎの植林の中を進んでいましたが、尾根から離れていくので意を決して笹に突入してP1199に登りました。
 登りきれば再び笹は弱っていました。振り返れば天児屋山が良く見えました。

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「P1199の手前から」

 峰越峠から天児屋山までの歩行距離は約4kmで所要時間1時間45分でしたが、天児屋山からP1199までの歩行距離は1.3kmなの1時間20分も掛かってしまいました。大通峠まであとどのくらい掛かるのでしょうか?
 P1199を過ぎると再び分厚い笹となりました。進もうにもなかなか進まないのですぐそこに見えている杉の植林帯に入ることにしました。GPSで確認すると尾根上なので暫く植林と笹の境を下ることにしました。しかし・・・
 30mほど下ってGPSを確認すると県境から離れてしまっています。思い込みがとんだことになってしまいました。分厚い笹の斜面をトラバースすることは出来ませんので登り返しです。天国から地獄とはこのことです。
 30mほど登り返して再び笹に突入、これからの笹が今日一番の薮漕ぎでした。写真を撮る余裕などなく、いや写真を撮っても笹しか写りませんので意味がないのです。
 P1199からのわずか500mに50分の時間をかけて分厚い笹薮を抜けるとそこはとても良い場所でした。その場所を下りきると鞍部に到着、やまあそさんの情報で昔の峠道中江乢です。

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「笹を抜けると別世界」 「高倉山とその奥にくらます」

 中江乢からのP1081への登り返しの斜面はとても良い場所でした。

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「とても良い斜面の登り」

 ブナの斜面を登りながら振り返ると今日一番困難だったルートが良く見えました。
 P1081に到着、右に行けば空山です。ここを左に曲がって少し歩くと大通峠に到着、時刻は14時30分。天児屋山からのわずか2.5kmほどの距離に2時間30分も掛かってしまいました。

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「見れば簡単そうに見える今日一番の笹薮の尾根」 「大通峠に到着」

 このあとアスファルト道を避けて昔の峠道を辿ってキャンプ場まで戻りました。
 天児屋山までは本当に問題のないルートでしたが天児屋山からは部分的に厳しい笹薮がありました。
 ただ、これまで経験した笹薮の中では優しいほうだと感じましたので、興味のある方はトライされてみてはいかがでしょうか?
 ただし自己責任でお願いします。

地図
(やまあそさん提供)


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