丹波市 東峰山

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山 行 日 程 2014年11月30日(日)
天  候 晴れ
同 行 者 たぬきさんご夫妻、やまあそさん

 たぬきさんたちとやまそさんが丹波市氷上町にある東峰山と弘浪山に登られるというのでご一緒させていただきました。
 東峰山は以前やまあそさんのレポートを参考にして2007年10月に登ったことがあります。そのときのコースは、氷上町谷村にある白山神社から白山に登り、篠ヶ峰を経由して東峰山から弘浪山を経て白山神社に戻る周回コースを計画していました。しかし時間切れで弘浪山に登れなかったので今回により完結します。
 氷上インター横の桜公園に集合、下山地の弘山登山口に1台車をデポして氷上町長野(おさの)の公民館前に駐車し準備を整えて9時に出発です。
 長野と大谷を結ぶ鞍部から取り付く予定で民家横から登りはじめましたが結構な藪を通過することになり鞍部につくまで20分ほど掛かってしまいました。

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「長野公民館前の神社から出発」 「長野と大谷を結ぶ鞍部に到着」

 ここからがちゃんとした上りかと思えばそうでもなく、シダが生えたちょっと藪に近い尾根に取り付きます。
 この尾根の南側はとある宗教団体の墓地公園になっており、尾根の上が敷地境界らしくその境界にポールを立てて鎖が張られていました。そういえば以前東峰山から東に延びる尾根に入ったとき鎖が張られていたことを思い出しました。つまり、今日歩くルートはこの鎖に沿って歩くことになります。
 尾根には雑木は無いもののシダが生えているので歩き易いとも歩きにくいともいえない調子で登って行き、登りはじめてから約1時間で大谷の集落から伸びる尾根に到着、西の方向を見ると弘浪山が良く見えました。

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「雑木は無いがシダが嫌いだ」 「切り込んだ鞍部左のピークが弘浪山」

 ここまでくればシダは無くなりぐっと歩きやすくなり順調に歩いて行きますが視界が完全に開けてこれから歩くルートを見るとなんと長いのでしょうか!
 P519に向かっていると尾根は檜の植林となりました。今日は気温が高かったのですが檜の尾根は涼しく気持ちよく歩くことが出来ました。
 大谷の尾根と合流してからおよそ40分でP519に到着、穏やかな山上で曲輪跡のような地形もあったので山城ではないかとの声が出ていましたがそれらしい遺物はありませんでした。
 P519から少し下ると東峰山に登りかえし出発してから2時間15分で東峰山に到着です。
 以前来たときは周りは木々に囲まれて何も見えませんでしたが、今回は国土調査の関係らしく木々が伐採されて眺望がとても良くなっていました。
 ちょっと木が二本邪魔になっていますが南東の方向に白髪岳から西光寺山の尾根、その手前には比延峠からの猿藪、高山、黒田庄妙見山の尾根が見えています。
 南を見れば2007年に歩いた白山から伸びる篠ヶ峰への尾根。尾根の鞍部奥は岩屋山、篠ヶ峰の右横には大井戸山、その奥には千ヶ峰、またに山が見えています。またはるか南の方向に目をやれば天気が良すぎて霞んでいますが明石海峡大橋がかすかに見えていいるようです。
 時間も良いので昼食休憩としました。

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「P519は山城跡か?」 「東峰山に到着」

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「正面に篠ヶ峰、その横に大井戸山と清水坂、その奥に千ヶ峰とまたに山」

 30分ほどの休憩を終えて出発です。
 これまでは檜の植林のルートでしたが、東峰山からは再び雑木の尾根となりました。出だしはまだ良かったのですが徐々に徐々に藪に変わりました。その藪の中視界が開けたので目をやると正面に安全山と五台山が見えました
 藪の中を歩いていると歩きやすいところを探しながら歩くので写真を撮るのがおろそかになってしまいます。東峰山から下り調子だったので三角点375.9を気づかずに通過してしまっていました。
 その三角点を通過して下っていると前方に弘浪山が見えましたが、弘浪山よりもその手前の屹立したピークが気に掛かります。

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「安全山と五台山」 「弘浪山よりもその手前のピークが気になります」

 鞍部を過ぎると尾根には背丈の低い松が生えてきました。この松の葉が刺さって痛い!みんな痛い痛いと言っています。が、父たぬきさんだけは無言で登って行きます。
 東峰山から1時間ほどでP353に到着。ここは岩場ですので草木が少なく南側斜面に行ってみると良い景色を見ることが出来ました。

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「左に弘浪山、右に白山、中央奥には白髪岳、高見城山、石戸山」

 P353から少し下って登り返すといよいよ弘浪山手前のピークへの登りになり、最初はシダの中を泳ぐように登っていきます。すると 前方に視界が開けると屹立したピークが目に入りました。

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「尖りピークへの登りはまずシダの中を」 「弘浪山手前のピーク」

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「振り返ると今日歩いてきたルートが一望できた」

 穏やかな尾根のシダの中を緩やかに登るにつれて尾根も岩場になってきました。そして、ピーク手前の急な登りになると岩を掴んで登るほどの尾根になりました。
 尾根の北側は切れているので右側を登って行きますがさらに登って行くと尾根はどんどん細くなり右の斜面も急になってきました。右側の斜面は松が多く潜りながらの登りとなりますが松を避けるためにちょっと左側の岩場を登ったりしなければならないところもありました。

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「岩場の登りとなる」 「ナイフリッジのようなところもあります」

 どうにかこうにかピークまで登るとこれまでの登りが嘘かと思うほどのピークでした。
 ピークからは一気に50m下って弘浪山へ65m登りかえします。この登りがちょっと急でしたが登りきると弘浪山に到着です。

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「尖りピークに到着」 「弘浪山に到着」

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「弘浪山から」

 母たぬきさんの話によると広浪山の中腹には「高山寺」という大きなお寺があったそうで、今は麓に降ろされています。その移設時には多くの檀家さんたちの協力によりなされたわけですが、大きな柱は麓に降ろすのに二日掛かったそうです。そんな話を聞きながら下っていると柿柴と新郷を結ぶ鞍部に到着しました。
 鞍部から新郷に向かう途中に高山寺の跡地があり、そこには大きなイチョウの木があるそうです。
 鞍部から穏やかな谷を歩いていると造成されたのが判る高山寺跡に到着しました。高山寺跡はとても広い敷地で相当数の庫裡があったように思われたくさんのお坊さんがおられたようです。その跡地にはひっそりと綺麗に色付いた大きなイチョウの木が立っていました。そして一瞬強い風が吹いた思った瞬間綺麗なイチョウの葉が雪のように降ってきました。

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「柿柴と高山寺とを結ぶ鞍部」 「高山寺跡に到着」

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「高山寺跡」 「大きなイチョウ」

 活況であったろうお寺を思いながら下山します。
 今は弘浪山の登山道となっている道は以前は高山寺への参道なのでとても歩きやすく足が楽になりました。しかし、昔お寺にお参りするのに麓からお寺まで上がるのにはお年寄りにとっては大変だったことと思います。
 そんなことを思いながら下っていると、『盗人崩し』 と書いた標識を見つけました。その場所はその言葉通り盗人や罪人をがけから突き落としたそうです。
 このあとお寺の参道を順調に下って登山口に到着。時刻は丁度16時でした。

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「盗人崩し」 「弘浪山登山口に到着」

今日の歩行距離は10km、歩行時間は7時間というハードな山でした。しかもその半分以上が藪というルート、このルートを歩くときは覚悟して行ってください。
 でも久しぶりの丹波の山を歩けてとても良かった。あの色付いたイチョウはもう一度見る価値があると思いました。
 今日歩いたトラックです。(やまあそさん提供)

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