< 「北アルプス新穂高温泉からキレットを経て上高地まで縦走」

北穂高岳

写真
長谷川ピークから     

山 行 日 程 2020年10月3日(土)〜7日(水)
天  候 1日目   曇
2日目   曇りのち雨
3日目   風雨
4日目   曇りのち晴れ
最終日   晴
同 行 者 単独

1日目

 北アルプスは赤牛岳を除いて殆どのコースを歩いてきた私もまだ歩いていないコースがありました。
 それはキレットです。
 2010年に焼岳から奥穂高岳まで縦走し、2011年には北鎌尾根を歩きましたが、何故かキレットを歩く機会がありませんでした。
 今回、涸沢の紅葉を楽しむのを兼ねてようやくキレットを歩く機会を得ることができました。
 ルートををいろいろ検討した結果、新穂高温泉から入山し、槍平〜槍ヶ岳〜南岳〜北穂高岳〜涸沢へ、下山はパノラマコースを下って上高地に向かい、バスで新穂高温泉まで戻る長くゆったりとしたコースにしました。
 初日は新穂高温泉の登山者用駐車場に駐車して槍平小屋まで所要時間4時間30分。
 登山届を提出し10時40分出発。

写真 写真
「新穂高温泉から笠ヶ岳」 「滝谷を見上げる」

 7月の地震の影響で右股林道には大きな岩が落ちているところもあったり、登山道においても落石で回り道をしていたりと所々悪いところも有りましたが全般的に通行は全く問題はありませんでした。
 ゆっくり歩いて14時50分槍平小屋に到着。テントを張ってゆっくり寛いでいると天気が回復、明日の天気は悪いとの予報だがもしかして?

写真 写真
「槍平小屋に到着」 「天候が回復」

2日目

 夜中に目が覚め空を見ると星!
 5時に起床して外を見ればガスが空を覆っている。残念だが天気予報が的中、準備を整えて6時15分出発
 槍ヶ岳に向けて樹林帯の登山道を登り、森林限界に近づくと西鎌尾根千丈乗越の分岐に到着。頭上は低くガスを被っている。
 槍への登頂を諦めて西鎌尾根から下りてきた登山者が数名、迷いながらも取り合えず前に進むことにする。
 草黄葉が綺麗。

写真 写真
「分岐に到着」 「草黄葉」

 登山道を登っていると標高を示した表示が設置されている。それを見ながら「後**m」と思いながら登ると結構足が進んだ。
 出発してから3時間45分でコルに到着。ガスっているので槍はパスして南岳に向かうか迷ったが休憩がてら小屋に立ち寄ることにして10時20分槍ヶ岳山荘に到着する。(所要時間4時間)

写真 写真
「所々に標高表示」 「小屋に到着」
(風除けが作ってある)

 穂先を見るとガスを被っている。風が吹くと一瞬穂先が見えるが直ぐにガスに包まれる。この状況では登っても頂上からの景色は見れそうにも無い。ラーメンを食べて休憩することにする。
 30分ほど風除けのある庇の下で穂先を見ていると少しずつガスが薄くなり穂先が見える間隔が長くなっている。人が少ないので往復1時間もかからないだろうから駄目もとで穂先に向かう。
 20分で穂先に立つ。するとガスが晴れて360度のパノラマを見ることが出来た。でも、穂高連峰はガスの中だ。

写真 写真
「まもなく頂上」 「9年振りの穂先に立つ」

写真
「東側 燕岳から常念岳」

写真
「穂高はガスの中」

 運よく穂先からの景色を見ることが出来て本当に幸運だった。
 先ほどまで天気が良くなる傾向だと思っていたのに段々とガスが湧いてきている。南岳に向けて12時15分に出発。
 視界は悪くないが周りが全く見えないため残念な縦走となるが順調にコースを辿っていく。
 西からのガス風にさらされてながらも14時45分、南岳小屋に到着。
 Sさんに天気を確認すると今夜は風雨だそうなので素泊まりとする。

写真 写真
「小屋を出発」 「天場から大喰岳」

写真 写真
「本谷右股を見下ろせば綺麗な草黄葉」 「南岳小屋に到着」

3日目

 深夜、風が強く小屋に当たる音が結構大きい。
 小屋の朝食時間に合わせて荷物をまとめ朝食を食べる。外を見れば飛騨沢からのガスの吹上が厳しい。
 天気が回復すればいつでも出発できる状態で小屋の風除け室から外を見続けるものの回復する兆しが無いまま時間が過ぎる。今日の停滞は決定的だが素泊まりにするかテントにするかを決めなければならず、天気とにらめっことなる。
 明日の予報を確認すると晴れるとのことなのでテントにする。徐々に天気も回復し夕方には笠ヶ岳に沈む綺麗な夕日を見る事が出来た。

写真 写真
「明日歩くキレット」 「夕日が綺麗だった」

4日目

 夕方天気は回復したものの風は強くテントを叩くので深夜のテント内は1.4度まで温度が下がった。でも、そのためか空は透き通った満点の星となった。
 今日は涸沢で黄葉を見ながらまったりと過ごす予定なので急いで出発する必要は無い。ゆっくりと準備を整え7時に出発!
 キレットに関する情報は全く取っていないが、一般ルートなので難は無いはず。順調に獅子鼻から下っていく。
 天気は悪くないが雲が空を覆っている。

写真 写真
「南岳を出発」 「下った岩場を振り返る」
(見た目は急だが全く問題は無い)

写真 写真
「これから歩くルートの全容」 「右には笠ヶ岳」

写真 写真
「左には常念岳から蝶ヶ岳」 「獅子鼻を振り返る」

写真 写真
「左下には北穂池」 「長谷川ピークへ」

写真 写真
「ステップ過ぎると」
(北穂側から振り返る)
「重た〜いクサリ」
(北穂側から振り返る)

写真 写真
「長谷川ピークを振り返る」 「獅子鼻が随分と遠くなった」
写真
「稜線奥に黒部五郎と薬師岳」

 飛騨泣きが何処かも知らず通過してから「ここか!」と気が付き振り返る。

写真 写真
「飛騨泣のクサリとステップ」
(北穂側から)
「飛騨泣を振り返る」

写真 写真
「見上げると北穂の小屋が見えた」 「北ホあと200mの場所から」

写真 写真
「北穂高小屋に到着」
(所要時間3時間15分)
「ビールで一息」

 この後はゆっくりと涸沢まで下山。青空も広がり綺麗なカールの景色を堪能しました。

写真 写真
「北穂高岳にて」 「北穂高岳にて」

写真 写真
「涸沢を俯瞰」 「涸沢小屋に到着」
(この後名物ソフトクリームを頂く)

写真 写真
「カールを見上げる」 「カラフル」

最終日

 綺麗なモルゲンロートを見て下山する。下山はパノラマコースを辿る。

写真 写真
「モルゲンロート」 「パノラマコースから」

 中日に天候の悪化もあって停滞となったけど、良い山行になりました。


Home

メイル